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2022年11月25日

  • 受賞・表彰

舩野奈々(動物社会学研究室M1)、北口あやの(動物社会学研究室M2)、小林大雅(動物社会学研究室D1)の3名が2022年度日本魚類学会年会にて優秀発表賞を受賞。

9月17-20日に開催された2022年度日本魚類学会年会(於:大阪公立大学 杉本キャンパス)にて、舩野奈々(M1)、北口あやの(M2)、小林大雅(D1)の3名が日本魚類学会優秀発表賞を受賞しました。

以下、3名の発表演題と受賞コメントです。

舩野 奈々 最優秀ポスター賞
発表演題:イトヨは真の個体識別を行うか

本研究では、イトヨが相手を個別に識別するという、ヒトも行う高度な能力の一つである真の個体識別ができることを明らかにしました。研究室の皆様からのご指導・ご協力を頂いたおかげで、今回のような栄えある賞を得ることができ、皆様には本当に感謝しています。これを糧にし、引き続きイトヨの行動について研究を続けていきます。

小林 大雅 優秀ポスター賞
演題項目:自己認識能力を持つホンソメワケベラは鏡像を基に自分の体長を正確に認識できる

本研究では、鏡像を自分と認識したホンソメワケベラが動作や顔だけでなく、自分のより正確な体長も把握できることを明らかにしました。この成果は、本種が自己意識を持ち、様々な自分の特徴を認識できる可能性を示します。ご指導頂いた先生方をはじめ、多くの助言を下さった研究室の皆さんに深く感謝致します。

北口 あやの 優秀口頭発表賞
演題項目:テッポウエビとハゼの相利共生の繋がりの強さの多様性と環境中の餌量の関係

本研究では、エサ量が多い環境に棲むエビーハゼのペアと、少ない環境に棲むペアの行動を比較し、エビとハゼの共生関係が摂餌生態と環境中のエサ量によって説明できることを明らかにしました。ご指導いただいた先生方や、野外調査に協力してくださった皆様のおかげで、このような栄えある賞を頂くことができ、心から感謝いたします。

受賞者の写真(左から小林、舩野、北口)