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2026年1月8日

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【論文掲載】大動物臨床医学教室の山岸則夫教授の論文がJournal of Dairy Researchに掲載されました。

研究の概要

初乳成分から見る分娩期乳牛の骨代謝と乳熱リスク

 

分娩期の乳牛では、初乳産生に伴う急激なカルシウム需要により、乳熱(分娩性低カルシウム血症)が問題となります。特に3産以上の経産牛では発生リスクが高く、事前の把握と対策が重要です。

 

本研究では、分娩当日の初乳中に含まれる骨代謝マーカーに着目し、産次および乳熱発症との関係を調査しました。その結果、高産次牛において、初乳中のオステオプロテゲリン(OPG)濃度が骨代謝状態を反映し、乳熱との関連が示唆されました。

 

初乳は通常の搾乳作業の中で採取できます。

今後は

・分娩前後の健康状態の把握

・乳熱ハイリスク牛の早期発見

・飼養管理(給与設計・予防対策)の見直し

といった現場での実用的な健康管理指標としての活用が期待されます。

 

本研究は、乳熱予防に向けた新しい視点を提供する基礎的知見であり、今後の技術開発や現場応用につながる可能性があります。

 

 

【掲載誌】 Journal of Dairy Research

【論文名】 Bone metabolic markers in the colostrum of parturient Holstein cows in relation to parity number and milk fever

【著者】 Norio Yamagishi, Chiho Kawashima

【公表年月日】 202618

DOIhttps://doi.org/10.1017/S0022029925101921

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