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2026年7月8日

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【論文掲載】獣医国際防疫学教室の大学院生Ahmedさんの研究成果が公開されました。

ヒト医療においてコリスチンは、多剤耐性菌感染症に対する最後の砦として使用されています。
一方、家畜の生産現場では、長年にわたり成長促進や感染症予防を目的とした飼料添加材として広く使用されてきた。このような使用形態によって、コリスチン耐性菌が家畜や食品を介して蔓延する状況が生じていました。
特に、プラスミド媒介性コリスチン耐性機構であるmcr (Mobile Colistin Resistance) の発見以降、mcr遺伝子の世界的な拡散が大きな問題となり、多くの国々ではコリスチンの飼料添加が禁止されました。

※日本では2018年7月1日以降、タイでは2017年以降、コリスチンの使用は治療目的に限定されています。

しかし、こうした使用制限がmcr遺伝子陽性菌の汚染率をどの程度低減させたのか、十分な情報は得られていませんでした。

そこで、獣医国際防疫学教室の大学院生 Ahmedさんが、タイ国内で市販されている鶏肉を対象としてmcr 遺伝子陽性菌の汚染実態を調査し、その研究成果がMicrobiology and Immunology誌に掲載されました。

【雑誌名】  Microbiology and Immunology (WILEY)

【タイトル】  Prevalence and genomic characterization of mcr-positive Enterobacteriaceae in retail meat in Thailand following the colistin ban

【著者】  Ahmed Abououf, Sharada Prasad Awasthi, Asmaa M Elbastawesy, Noritoshi Hatanaka, Atsushi Hinenoya, Srinuan Somroop, Yukihiro Kaneko, Shinji Yamasaki*.

【掲載URL】  https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1348-0421.70073

【研究室URL】  https://www.omu.ac.jp/vet/intpre/

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