初号機 東雲
「東雲」とは,太陽が昇り始める前に茜色に染まる空のことで,「団体初のハイブリッドロケットであるこの機体の打ち上げにより、SSSRCロケットプロジェクトに訪れていた夜(≒CEESの活動停止に始まる苦難の日々)が明け,再び陽が昇る,その象徴になってほしい」という願いを込めています。
ミッション
一般的なアビオニクス(各種センサーやカメラ)を搭載したハイブリッドロケットを製作し,団体初となる打ち上げを実施することで,ロケット本体と搭載機器の開発能力を確認するため以下のミッションを設定しました。
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- ロケットを打ち上げ後、パラシュートによる減速落下
- 飛翔時のセンサデータを記録&回収
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仕様
パラメータ | 数値 |
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機体全長 | 1477mm(ノズル部は除く) |
打ち上げ時質量 | 7.3kg |
予想上昇高度 | 298m |
東雲の工夫点の一つに、アクセスポートがあります。
電装部をロケットに搭載後、プログラムを変更することができません。 そこで、上の写真のようにプログラムを書き込む端子をロケット表面に配置することで、搭載後でも電装部を編集可能にしています。
実験結果
ミッションは一部成功。
ロケットは上昇後頂点に到達。 その後予想より遅れてパラシュートが展開し、機体、パラシュートともに破損してしまいました。
センサデータについては、打ち上げ直前で記録が途絶えており、データの回収は失敗してしまいました。 その後の考察で打ち上げ時の衝撃で電源供給が途絶えたものと結論付けられました。