OMUSATⅢ ミッション系

系説明

ミッション系ではOMUSAT-Ⅲのミッション部の開発を行っています。主にOMUSAT-Ⅲのメインミッションの実現のために、格子投影法を用いた膜構造物の計測の地上試験と、計測のための撮影間隔や計測範囲に収まる範囲の膜の動きと膜の大きさを求めるFEM解析を行っています。格子投影法は、プロジェクターから膜に格子を投影し、カメラで撮影することで対象物の3次元座標を導出する計測方法です。現在は衛星に搭載するために、ケブラー膜とミッション部の簡易モデルを使用した試験を実施中です。FEM(有限要素法)とは、物体を有限数の要素に分割して近似的に数値解析を行う解析方法です。膜構造物が軌道上でとりうる振動数や振幅を解析し、実際に使用する膜のモデルを完成させることを目指しています。

進捗報告

2025年2月ケブラー膜での格子投影法を用いた計測成功