寄附活用事例

2025年8月7日

基金の支援を受けた事業 ー放射線教育振興センターの活動としての「みんなのくらしと放射線展」ー

事業の概要

「みんなのくらしと放射線展」は、旧・大阪府立大学 放射線研究センターが中心となり、様々な放射線関係の団体から成る「みんなのくらしと放射線」知識普及実行委員会により運営され、昭和58年から40年以上にわたり開催され、延べ50万人以上の一般市民に放射線に関する知識普及活動を実施してきました。

  2024年度は子供向けの工作教室のみ 8/3(土)に大阪科学技術センター(OSTEC) B102室に於いて実施しました。霧箱工作と、UVレジン工作は一回12名、30分を10ステージ実施して、事前予約では満席でしたが実際にはコロナの感染状況が悪化したこともありそれぞれ 65名、88名の参加を得ました。

  また、放射線教育関係者意見交換会を工作教室と切り離し、ハイスクールラジエーションクラスと同日の 1215日(日)9:3012:30 に実施しました。大阪公立大学なかもずキャンパス C13棟講堂に於ける対面と、zoom によるオンラインのハイブリッド形式で実施し、基調講演と 4名の放射線教育関係者による実践事例発表、ディスカッションに、全国からオンライン 13名、対面 26名(講演者含む)の参加を得ました。

  「ハイスクールラジエーションクラス」は、放射線教育関係者意見交換会と同日の 1215日(日) 13:3018:00 に大阪公立大学 なかもずキャンパス C13棟講堂での対面と、zoom によるオンラインのハイブリッドで実施しました。なお、本年度から事前に参加校から承諾を取った上でオンライン視聴を一般に公開としました。全国の10校から11グループの参加を得ることが出来非常に盛況でした。また、特別講演として、追手門学院大学(大阪大学 名誉教授)上田 良夫先生から、「核融合エネルギーと材料」と言うタイトルで、上田先生が代表を務められた日米科学技術協力事業 PHENIX プロジェクトに関連した講演を頂きました。

寄附者へのメッセージ

 「みんなのくらしと放射線展」は「みんなのくらしと放射線」知識普及実行委員会から本学への受託事業という形で実施を行っていますが、全国の皆様からの寄附によってより多くの生徒達に対面で参加して貰うなどより充実した活動を行うことが可能となります。放射線研究に関心のある生徒同士が集まる機会は極めて限られており、非常に重要な活動となっています。何卒ご支援をよろしくお願い致します。

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