手術麻酔

麻酔とは、手術が行われている間の痛みをとりのぞき、全身の状態を管理することです。

当院では麻酔科医が麻酔を担当します。

患者様の意識がないあいだに手術が行われます。麻酔の薬を注射するか、マスクで麻酔ガスを吸うと患者様は意識がなくなります。のどにチューブを入れて、酸素と麻酔ガスを送ります。手術が終わって麻酔の薬を止めると患者様は目が覚めます。

背骨のすき間に細い針を刺して麻酔の薬を入れます。足を中心に麻酔が広がり、麻酔が効いている2－3時間の間に手術を行います。手術中、患者様には意識があります。

背骨のすき間に針を刺し、細いチューブを入れます。チューブから麻酔の薬を入れると手術をおこなう胸やお腹や足などに麻酔が広がります。チューブは手術のあとの痛み止めにも使用します。

当科では、次のような流れで患者様に麻酔・手術をお受けいただいています。

麻酔科外来の待合室で、麻酔についてのビデオをご覧いただきます。

麻酔科医が患者様を診察し、麻酔方法を決定します。
患者様には麻酔についての説明をお聞きいただきます。

手術の当日、手術室の前で担当麻酔科医が全身状態をチェックします。

手術室の中では、麻酔科医はさまざまな機械を駆使し、患者様の安全を守ります。

手術中、麻酔科医は一時も患者様のそばを離れません。

手術が終われば、手術室となりの回復室に移動します。
呼吸や血圧が安定したら、病棟に戻っていただきます。