研究

当科の研究について

当科は大学病院の役割の一つとして、臨床・教育に加えて、研究にも力を注いでいます。

臨床研究はもちろんのこと、大学院生を中心に基礎研究にも熱心に取り組んでおり、大学院での基礎研究は当科スタッフの指導により基本的に自科で完結できている体制です。当科スタッフでは大学院卒業後に海外留学を経験している人も多く在籍しています。

大学院進学の希望は随時受け付けていますので、興味のある方は是非ご連絡ください。

主な研究テーマ

  • 周術期血行動態管理:低侵襲血行動態モニターを使用し、心拍出量や輸液に関する臨床研究を行っています。また最近では特に周術期血圧管理に注目して研究を行っています。
  • 麻酔薬メカニズムに関する研究:全身麻酔薬や局所麻酔薬の作用メカニズムに関して、単離細胞や急性スライス標本を用いて主に電気生理学的手法により検討しています。
  • 慢性疼痛に関する研究:慢性疼痛の発症機序について、電気生理学的手法(in vivo、脊髄スライス)やイメージング法(グリア細胞)を用いて検討しています。
  • 麻酔領域に関する病的モデルでの心臓電気生理:心肥大での局所麻酔薬のNa+電流抑制効果、敗血症モデルでのCa動態をげっ歯類の単離心筋心細胞やin vivoで研究しています。