理念・教育目標

数学科の理念

数学は、全ての科学の基礎であり共通の言葉である。また、なにものにも縛られず、純粋に人間の知的欲求、美意識から生まれた不朽の価値を有する文化である。このように基礎的かつ普遍的である数学は、科学技術の急速な発展や情報社会の高度化を支えながら、今後広がりと深みを増して益々重要になっていくであろう。本学科では、この社会の要請に応えるべく、自由な学問的雰囲気の中、知ることへの憧れ、考えることの楽しさ、問題解決の喜びを大切にして、自らが理解したことを正確にわかりやすく表現できる、数学の基礎的な知識、論理力とともに、数学の最先端に連なる学力を身につけ、物事の本質を見極め、自由で独創的な発想と論理的思考力で、さまざまな数理的問題に対処できる、次世代の社会を担う人材の育成を目指す。

教育目標

上記を達成するための具体的な教育目標を以下のように設定する。

  1. 数学を含む自然科学から、人文・社会科学に至るまで幅広く豊かな教養を修得し、グローバルな視点から物事を考える高い見識と能力を身につけている。
  2. 数学、自然科学の各分野、および情報技術などの基礎的知識を修得し、論理的思考力を身につけている。
  3. 数学を学ぶ上で必要な情報を収集し、量的・質的に分析および解析し、適切に判断できる能力を備えている。
  4. 数学の専門的知識を修得し、さまざまな専門分野における問題解決能力、および発展させる能力を身につけている。
  5. 論理的な記述力、および口頭発表、討論の能力を身につけ、国際的に通用するコミュニケーション基礎能力を備えている。
  6. 数学の専門知識と技術を利用して、さまざまな制約条件の下での適切な解決法を見出し、主体的かつ計画的に実施する研究遂行能力を身につけ、それらを応用する力および創造する力を修得している。