概要

電気電子系の幅広い専門知識が身に付く

地球環境と調和した循環型システムや、IoT技術を介してサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合したSociety5.0への期待が高まっています。サイバー空間とフィジカル空間の高度な融合には、電気エネルギーの発生・配送・備蓄・利用を支える「電気工学」、実社会で観測される膨大なデータをインターネット等を通じて離れた場所もしくはサイバー空間に伝達するための理論と技術を担う「情報通信工学」、サイバー空間とフィジカル空間の双方に存在する様々なシステムの効率的な運用のカギを握る「システム工学」の3つの工学分野の知識が必要不可欠です。

さらには、電力システム、電気エネルギー変換・パワーエレクトロニクスにシステム制御技術、ロボティクス技術を総合的に融合させたシステムや、高度情報通信技術や情報処理技術に関して情報化社会の基幹をなす情報通信システム、光通信・電波応用システム、光機能システム、通信や画像信号処理、さらに3次元ディスプレイ・ウェアラブルコンピュータ等によるヒューマンインタフェース、次世代の内視鏡やヘルスケア等の医工連携など、電気電子システム工学が必要とされる領域はますます広がりをみせています。
現在だけでなく、未来にわたって快適な日常生活を支え、世の中を発展させていくために、「電気工学」「情報通信工学」「システム工学」の知識を身に付け、電気、情報、通信から生産に至るシステムの設計・計画・運用を体系的に理解し、ソフトとハードの両面を使いこなせる人材が強く求められています。

電気電子システム工学科では、電気電子システム、先端エネルギーシステム、情報通信システム、生産システム、情報ネットワーク、電気情報システム、センシング、システム制御、最適化、ロボティクスなどに関する専門知識をもち、人と環境に優しいスマートコミュニティ社会の創生を担う技術者・研究者を育てることを目標としています。

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広域センサネットワークのための920MHz帯無線基地局
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小形・高効率・低騒音モータを搭載した電気自動車

電気電子システム工学科 紹介動画

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