電力の安定供給

電力の安定供給と再エネの連系拡大の両立に貢献する

私たちが研究対象としている電力システムの取り巻く環境は再生可能エネルギーの大量導入などにより、めまぐるしく変化してきています。また将来的には、電気自動車や蓄電池の普及によるユーザーの電気の使い方の変化などにより、従来の方法では電力システムの運用が難しくなることが予想されます。

そこで私たちの研究室では従来の電力系統工学に加えて、システム理論や最適化理論、機械学習などを利用し、様々なエネルギー形態を含む次世代エネルギーシステムをデザインする方法を提案しています。
2019年度より国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する研究事業に採択され、国がめざす再生可能エネルギーの主力電源化に向け、電力系統安定化に必要となる基盤技術の開発を行っています。

この研究を通して、将来的に発生する可能性がある系統運用上の問題を適切に把握し、電力の安定供給と再エネの連系拡大の両立に貢献できると考えています。

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太陽光発電設備
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再エネシステム運用シミュレータ