入局案内<先輩の声>

先輩の声

先輩

  • 平成30年 大阪市大卒 前期研究医 宮澤直高
  • 平成31年 大阪市大卒 前期研究医 野土聡司
  • 平成25年 秋田大学卒 大学院生 長谷川樹

平成25年 秋田大学卒 大学院生 長谷川樹

●入局した動機

学部4年生の講義の時から神経内科が最も学問として面白く感じ、興味を持っておりました。5年生のBSLで神経診察による病巣診断の奥深さに感動し、神経内科に進むことに決めました。私は生まれも育ちも大阪市阿倍野区ですが、縁あって大学は秋田大学に進み、初期臨床研修修了まで8年間秋田県におりました。非常に充実した日々でしたが、冬場の毎日の雪下ろし、年1回の水道管凍結などを鑑み、冬も比較的温暖な大阪に帰ることにしました。研修1年目、2年目と病院見学に伺ったところ、他大学出身者にも分け隔てなく優しく接して頂き、また教授の優しい笑顔に惹かれ、見学当日に固い握手を交わしました。

●入局してよかった点

まずは、医局の暖かい雰囲気です。当時は毎年大量の入局者がいる訳ではなく、入局同期はおりませんでした。しかしながらそのお陰か、諸先輩方には全体で新人を育てようという雰囲気があり、伸び伸びと勉強出来たと思います。昨今は有難いことに毎年複数の入局者がおりますが、暖かさは変わりません。更に大学病院ならではの希少な疾患が多く、他科とオーバーラップして治療に難渋するような症例も専門の先生に相談しながら経験することが出来ます。入局後当初の目標は脳神経内科専門医の取得でしたが、日々の診療で学んだ知識で十分合格可能でした。教育という点で大学病院の強みを感じます。今後新内科専門医取得を目指す方にとっても、大学所属の利点は大きいかと思います。

●今後の目標

今後脳神経内科内のサブスペシャリティを取得し、更に研究でも成果を出したいと考えています。

●入局を考えている方へメッセージ

3年目以降の進路は悩まれるかと思いますが、神経内科はとても面白い分野です。少しでも気になる方はご連絡ください。また私は二児の子育て中ですが、院内保育所も随時利用可能で、勤務前後の送り迎えも楽々、保育所の先生も優しいです。大学病院勤務としては日常生活とのバランスは(かなり)取れていると感じます。是非一緒にのんびり頑張りましょう。


平成30年 大阪市大卒 前期研究医 宮澤直高

●入局した動機

学生時代の実習で脳神経内科を見学した際に医局の先生方が優しく、症例も充実しており教授を中心としたat homeな環境で学んでいけることに魅力を感じたのがきっかけです。

●入局してよかった点

よく学生さんやローテートしていただいている研修医の先生に「脳神経内科どうですか?」と聞くのですが、「難しそう」や「頭の良い人が選ぶ科のイメージがある」といったお返事をいただき、少しとっつきにくく思われているような印象を受けます。私の場合は脳神経内科を志した動機は、病巣診断や臨床推論が得意だからというのではなく、手先が不器用で花形と呼ばれている外科や手技が多い循環器内科や消化器内科に向いていないからという消極的な理由の方が正直大きいです。そのため脳神経内科を選んだ際に、自分はうまくやっていけるのか?といった不安が強かったです。しかし大阪市大の脳神経内科に入局して、自分がカンファレンスで見当違いなアセスメントをしても見捨てず、お忙しい中時間をみつけて分からないことを教えてくれる先生方に囲まれて本当に充実した日々を送れています。医局員の数が多いわけではないので、顔見知りの先生が多く質問しやすい、学びやすい環境があるのがよかった点だと思います。

●今後の目標

まだ私は医師になって4年目で未熟であり、恥ずかしながら知らないことも多々あります。大きな目標は今ないのですが、まずは一つ一つの症例を大事にしながら、経験をつんでいきたいと思っています。

●入局を考えている方へメッセージ

脳神経内科は難しい、敷居が高いと思われている部分もあり、入局を考えてくださっている先生方の中には「脳神経内科は難しく、本当に専門として選んで大丈夫なのか?」と不安に思われている方もいらっしゃると思います(自分が入局する前はそうでした)。しかし少なくとも今は伊藤教授をはじめ上の先生方は優しい方が多く、ある程度自分で努力をしていれば、どんな未熟な質問でも答えて下さります。市大の脳神経内科に入局して、「やっぱり自分には無理だったな」と思って後悔する可能性は少ないと思っております。興味のある方は気軽に大阪市大脳神経内科の門をたたいていただけると嬉しいです。


平成31年 大阪市大卒 前期研究医 野土聡司

●入局した動機

学生の時に脳から末梢神経・筋に至るまで幅広い領域があることに魅力を感じました。6年生のときにClinical clerkshipで実習させていただきましたが、先生方が優しく熱心に指導してくださり雰囲気も良かったことが印象的でした。初期研修は市中病院で他の進路も考えましたが、環境が良かったことから入局を決意しました。

●入局してよかった点

脳神経内科領域の中でも偏りがあまりなく、血管障害から神経変性疾患、自己免疫疾患まで幅広い領域を学ぶ機会があります。神経診察も回診やスタッフの先生方の日々の診察をみて学ぶことができています。どの先生にも質問をしやすく、診断・治療の難しい患者さんに対して皆で診て考える土壌があるのもよかったです。

●今後の目標

脳神経内科医として、神経疾患全般を診ることができるようになりたいです。

●入局を考えている方へメッセージ

脳神経内科は「わからない」「治らない」という印象を抱かれがちだと思います。しかし、裏を返せばそれは今後の研究・治療に大いに可能性を秘めているということです。
少しでも興味のある方は是非、見学などいつでも来ていただければと思います。



先輩の声 bucknumber

先輩

  • 平成25年 秋田大学卒 大学院生 長谷川 樹
  • 平成27年 大阪市大卒 後期研修医 木村 裕子
  • 平成28年 大阪市大卒 後期研修医 青原 健太

平成27年 大阪市大卒 後期研修医 木村 裕子

●入局した動機

学生時代のBed Side Learningで神経内科で実習をしたとき、様々な症状を訴える患者さんに対して丁寧に問診し、体当たりで診察する先生方を見て興味が芽生えたのがきっかけです。初期研修で内科全般をローテートをする中で、内科診療の想像を超える幅の広さや夜間休日の救急対応の大変さに圧倒され、内科医になること自体をあきらめようと考えた時期もありました。しかし、出身大学ではあるものの改めて病院見学に伺った際、神経内科では救急疾患は限られており、救急疾患以外は比較的腰を落ち着けて診療ができること、専門性が高く将来子育てなどで外来しかできないような時期が来ても、専門性を生かして診療し続けられることなどを聞き、そういった魅力もあるのかと知りました。それならば自分もなんとか頑張れるかもしれないと思ったこと、また、やはり神経に興味があり学びたいと思ったため、神経内科への入局を決断しました。

●入局してよかった点

私は初期研修の2年間は一般市中病院で研修をしていたため、研修医時代は変性疾患や遺伝性疾患をみる機会はありませんでした。大学で学ぶ機会を得たことで様々な症例を経験することができ、大変充実しております。他科からのコンサルテーションも多いため、学ぶ機会はしっかりとあります。神経診察も、回診やスタッフの先生方の日々の診察をみて学ぶことができています。何より、優しい先生ばかりで落ち着いた雰囲気なのがよかったです。

●今後の目標

まずは神経内科医として、神経疾患全般を診ることができるようになりたいです。

●入局を考えている方へメッセージ

神経内科は急性疾患から慢性疾患まで幅広く診療でき、臨床も研究も発展途中で興味が尽きない科だと思います。興味のある方は是非、見学などいつでも来ていただければと思います。


平成28年 大阪市大卒 後期研修医 青原 健太

●入局した動機

病歴や身体診察、検査から臨床推論を行うこと魅力を感じたため、内科領域を志向しました。中でも神経内科領域は臨床推論が多様で奥深いと同時に、学生時代から神経疾患への興味が強かったことで、神経内科を志しました。学生時代より熱心に誘っていただき、とてもよい雰囲気に惹かれて、当大学の神経内科医局へ入局しました。

●入局してよかった点

指導体制が確立しているとともに、どの先生にも気軽に質問できる空気があり、とてもよい点だと思っています。また、神経内科領域の中でも偏ることなく、脳卒中や神経変性疾患をはじめ、神経内科の多岐にわたる領域を幅広く学ぶことができる点が非常によかったです。

●今後の目標

実臨床を通じて様々な神経内科疾患への対応を学び、内科専門医資格と神経内科専門医資格の取得を目標としています。

●入局を考えている方へメッセージ

入局して以来、丁寧に指導していただけると同時に、自由な空気の中でのびのびと、毎日楽しく臨床経験を積むことができています。入局を考えていらっしゃる方は是非、見学で雰囲気を感じていただきたいと思います。一緒に働くことができる日を心待ちにしております。