「パーキンソン・不随意運動」専門診療
「パーキンソン・不随意運動」専門診療のお知らせ
パーキンソン病や不随意運動で安定した日常生活がすごせない患者さまに対して、脳の一部に電気刺激を加えることにより症状を改善させる外科手術があります。
脳深部刺激療法[Deep Brain Stimulation (DBS)]と称される手術で、刺激電極を脳の表面から挿入し、胸部の皮下に埋め込んだ刺激装置から刺激を送る方法です。
本疾患でお困りの患者さまがおられましたら、ぜひ、我々にご相談ください。
脳深部刺激療法[Deep Brain Stimulation (DBS)]と称される手術で、刺激電極を脳の表面から挿入し、胸部の皮下に埋め込んだ刺激装置から刺激を送る方法です。
本疾患でお困りの患者さまがおられましたら、ぜひ、我々にご相談ください。
専門担当医

川嶋俊幸
日本脳神経外科学会専門医
外来診察日:毎週金曜日
日本脳神経外科学会専門医
外来診察日:毎週金曜日

宇田武弘 (プロフィールはこちら)
● 講師
日本脳神経外科専門医、指導医
日本臨床神経生理学会認定医・指導医(脳波分野)
日本てんかん学会認定てんかん専門医・指導医
迷走神経刺激療法(VNS)資格認定医
日本小児神経外科学会認定医
外来診察日:毎週月曜日
● 講師
日本脳神経外科専門医、指導医
日本臨床神経生理学会認定医・指導医(脳波分野)
日本てんかん学会認定てんかん専門医・指導医
迷走神経刺激療法(VNS)資格認定医
日本小児神経外科学会認定医
外来診察日:毎週月曜日
パーキンソン・不随意運動
DBS治療について
DBS(脳深部刺激療法)は、薬物治療や理学療法だけでは治療が困難なMovement Disorder(パーキンソン病・本態性振戦・ジストニア)に対して行う外科手術です。脳内に電極を留置し、胸部の皮下に埋め込んだ刺激装置と接続して、持続的な電気刺激を脳内に伝えることで症状の緩和をはかります。
難治てんかんなどにも適応が拡大されており、電子機器の発達も相まって今後も普及が期待されている分野の治療です。
今まで内科的治療(内服やリハビリテーション)を継続してきた患者様が、外科手術に踏み切る時には様々な心配や不安があると思います。
当科では専門の医師、看護師が患者様の心配や不安を解消し、適切な治療を行える体制を準備しております。

DBSシステムは皮下の埋め込まれており、
外側からは見えません。

患者様自身がリモコンで
電流の調整を行うことも可能です。
外来、入院での検査 (専門外来:毎週月曜日・金曜日)
頭部CT検査、頭部MRI検査、MIBG心筋シンチ、DATスキャン、高次脳機能検査等当科の特色
最新の医療機器を用いて、安全かつ正確で患者様の負担が少ない手術治療を提供いたします。デバイス専門外来を特別に設置し十分な経験を持った医師が治療にあたります。

最新の可搬型CT

手術プランニング用ワークステーション
治療の流れ
他院より手術目的で紹介された患者様、外来診察で手術適応があると診断された患者様に関しては、日程調整を行い手術のために入院していただきます。入院期間はおよそ3週間(術前1週間、術後2週間)となります。
術前1週間で精密な頭部MRI画像や各種検査、麻酔科受診、術前の詳しい説明を行います。
手術当日は午前9時より開始し約5時間の全身麻酔での手術となります。
術後は集中治療センターで一晩過ごしていただき、翌日脳神経外科一般病棟(12東病棟)に転棟します。
電気刺激開始のタイミングは疾患によって異なります。
パーキンソン病の場合には退院後の初回外来受診から、不随意運動の場合には術後早期から刺激治療を開始します。
退院後半年程度は月1回の外来通院で刺激調整、傷のチェックが必要です。
その後は間隔を伸ばしてゆき、3ヶ月〜半年ごとに通院となります。
また非充電式の刺激装置を使用した場合3〜5年毎に1泊2日入院での電池交換が必要になります。
当グループの取り組み
てんかんやパーキンソン病、その他のMovement disorderと呼ばれる疾患に対する手術治療は、手術の時期やどのような手術が適しているかを判断するのが難しいと言われています。最適な時期に手術を受けることができず、結果的に外科手術の機会を逸した患者さんも少なくありません。そのような事情から、当科では外来診療とは別に、予約制の患者相談会を行っております。外来の時間に縛られることなく、納得いくまで治療のことについてお話ししていただける時間を設けておりますので、気になる方は下記よりお申し込みください。(費用負担や紹介状は不要です。)