21世紀COEプログラム 談話会(2006年度)
院生談話会(言わば,院生の院生による院生のための談話会)を開催することになりました。
通常の談話会はレベルが高く,また,先生がいると萎縮して自由に質問ができないのではないかと思い,出席者は院生のみにしました。
これを通して,院生同士の分野を越えた交流を深めていきたいと思います。
院生談話会運営委員 D3 能城敏博(nogi@sci.osaka-cu.ac.jp) |
(2005年度) | 2006年度 院生談話会 | (2007年度) |
講 演 者 | :鈴木 哲(大阪市立大学大学院理学研究科M2) |
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タ イ ト ル | :信号処理入門 |
(アブストラクト) | |
日 時 | :1月20日 (土) 15:00〜16:30 |
場 所 | :数学講究室(3040) |
講 演 者 | :丹下基生(京都大学・学術振興会特別研究員PD) |
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タ イ ト ル | :Dehn surgeryのFloer homology |
(アブストラクト) | |
日 時 | :12月9日 (土) 15:00〜16:30 |
場 所 | :数学講究室(3040) |
講 演 者 | :味好 武史(大阪市大D2) |
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タ イ ト ル | :可微分スタック入門 |
(アブストラクト) | |
日 時 | :11月11日 (土) 14:30〜16:00 |
場 所 | :数学講究室(3040) |
講 演 者 | :川上 裕 (名古屋大学多元数理科学研究科) |
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タ イ ト ル | :極小曲面論と函数論との対応について |
(アブストラクト) | |
日 時 | :10月21日 (土) 15:00 〜16:30 |
場 所 | :数学講究室(3040) |
講 演 者 | :山崎 啓太 氏 (大阪大学D3) |
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タ イ ト ル | :なんで同変コホモロジーを考えてるのか |
(アブストラクト) | |
日 時 | :7月8日 (土) 15:00 〜16:30 |
場 所 | :数学講究室(3040) |
講 演 者 | :酒井 高司 氏 (大阪市大) |
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タ イ ト ル | :極小部分多様体とその周辺の話題 |
(アブストラクト) | |
日 時 | :6月17日 (土) 14:00 〜15:30 |
場 所 | :数学講究室(3040) |
講 演 者 | :吉脇 理雄 氏 (大阪市大D3) |
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タ イ ト ル | :Grothendieck圏における傾対象について |
(アブストラクト) | |
日 時 | :5月20日 (土) 14:00 〜15:30 |
場 所 | :数学講究室(3040) |
講 演 者 | :森内 博正 氏 (大阪市大D3) |
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タ イ ト ル | :代数タングルの数え上げと空間グラフへの応用について |
(アブストラクト) | |
日 時 | :4月15日 (土) 14:00 〜 |
場 所 | :数学講究室(3040) |
アブストラクト集 |
講 演 者: | 鈴木 哲(大阪市立大学大学院理学研究科M2) |
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タ イ ト ル: | 信号処理入門 |
工学の一分野である信号処理をFourier解析学や関数解析学の立場から考察します。具体的にはShannon-染谷による標本化定理、およびwavelet解析等の解説を予定しています。
講 演 者: | 丹下基生(京都大学・学術振興会特別研究員PD) |
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タ イ ト ル: | Dehn surgeryのFloer homology |
3次元多様体のFloer homologyがDehn surgeryによってどのように計算されるかをHeegaard Floer homologyを中心に他の不変量のつながりを含めて解説する。
講 演 者: | 味好 武史(大阪市大D2) |
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タ イ ト ル: | 可微分スタック入門 |
多様体の一つの一般化として位相亜群というものがあります. この講演ではその基本概念を紹介し,圏の層と考えられるスタックとの関係を話したいと思います.特に位相亜群の主束の圏と可微分スタックとの関係を話す予定です.
講 演 者: | 川上 裕 (名古屋大学多元数理科学研究科) |
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タ イ ト ル: | 極小曲面論と函数論との対応について |
極小曲面の研究において函数論手法は非常に有効である. 例えば,極小曲面のはめ込み写像はある条件を満たす正則微分と有理型函数の積分形で表示することができる(Enneper-Weierstrass の表現公式). また,Gauss写像が有理型函数となってくることからBernsteinの定理はLiouvilleの定理に対応している結果であることがわかる. 本講演ではこのような極小曲面の函数論的手法による研究のこれまで知られていることや現在研究されていることについてお話しする予定である.
講 演 者: | 山崎 啓太 氏 (大阪大学D3) |
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タ イ ト ル: | なんで同変コホモロジーを考えてるのか |
同変コホモロジーとは何か,そしてなぜそんなものを考えているのか私見を述べたいと思います.さらに最近の話題の中からAlekseev-Meinrenken両氏の非可換代数へのChern-Weil準同型を紹介し,それに関して橋本義武さんと一緒に考えたことをお話しする予定です.
講 演 者: | 酒井 高司 氏 (大阪市大) |
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タ イ ト ル: | 極小部分多様体とその周辺の話題 |
講演では幾何学的変分問題に関して、極小部分多様体をメインに、古典的な動機付けから、可積分系・表現論・積分幾何など様々な視点および手法によるアプローチについてsurvey形式でお話します。
さらに、この分野において最近の研究で興味が持たれている話題をいくつか紹介したいと思います。
講 演 者: | :吉脇 理雄氏(大阪市大D3) |
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タ イ ト ル: | :Grothendieck圏における傾対象について |
この講演では,導来圏とその間の同値関手を特徴付ける傾対象(加群)に主眼をあてる予定です.まずは加群圏に関して,Rickardの定理と多元環の表現論における傾理論について紹介します.そして時間が許す限り,(加群圏の一般化である)Grothendieck圏とその導来圏についてふれたいと思います.
講 演 者: | 森内 博正氏(大阪市大D3) |
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タ イ ト ル: | 代数タングルの数え上げと空間グラフへの応用について |
この講演では, J. Conwayによって定義された代数タングルの概念を紹介し,それらをもれなく数え上げる方法について述べます. さらに, 代数タングルとある種の平面グラフから, 空間グラフを構成します. 時間が許せば, 空間グラフを分類する上で有用な不変量についても述べたいと思います.