エコロジー研究所
設置目的
本研究所は、企業現場で起こる様々な環境問題を中心にして、大学の研究者や学生と企業内の開発・設計者、製品製作現場の技術者との共同研究を第一の目標にしつつ、地域の行政関係者や各種の団体(NPO)に関わる人との交流を進めながら、環境問題に関する様々な問題に取り組むことを目的としています。本研究所では、上記の目的に沿った「問題解決型研究」を中心としつつも、環境問題に関する様々な基礎研究や、人間社会の在り方も問いかける社会科学的な研究も行い、環境保全のための基礎学問や学際領域の研究も重視して「環境学」の構築を目指します。
研究内容の概要
- 亜臨界水を用いた有機物の資源・エネルギー化に関する研究
亜臨界水処理により、様々な有機物から有価な資源・エネルギーを創生する技術や脱有機溶媒合成反応技術などの開発を行います。 - 廃硝子の有効利用に関する研究
新しい発想で、廃硝子の高付加価値製品化につながる開発研究を行い、地球資源の有効利用に寄与します。 - エネルギーの効率的な利用に関する研究
CO2削減を図るため、熱エネルギーの高効率なトータルマネジメントシステム(高温施設から低温施設への熱エネルギーの効率的な利用システム)の開発研究に取り組みます。
さらに、海藻(アオサ)を利用した低エクセルギー熱回収技術の研究や干潟の造成による海水浄化等にも取り組みます。 - LED光源などの利用による高効率植物生産に関する研究
LEDを光源とする植物生産については、消費電力の削減が可能であることから、地球環境問題を考える上で検討の必要性が高い。LED利用を含む高効率植物生産システムについて、その有効性に関する研究を行います。
構成員
所長
中平 敦 (工学研究科 教授)
研究員
区分 | 教授 | 准教授 | 講師 | 助教 | 特任教授 |
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工学研究科 | 中平 敦 中谷 直樹 林 晃敏 髙橋 雅英 |
徳留 靖明 |
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村田 秀信 |
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農学研究科 | 東條 元昭 |
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古川 一 |
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現代システム科学研究科 | 大塚 耕司 |
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植物工場研究センター長 | – |
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北宅 善昭 |
設立年月日
平成21年(2009年)2月1日
SDGsへの貢献
大阪公立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。
本研究センターはSDGs17のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」、「11:住み続けられるまちづくりを」に貢献しています。
お問い合わせ
工学研究科 教授 中平 敦
Tel 072-254-9315
Eメール nakahira[at]omu.ac.jp
[at]の部分を@と変えてください。