分子エレクトロニックデバイス研究所
設置目的
近年のデバイス開発には分子レベルでの研究が必須である。特に近年は有機ELディスプレイに注目が集まっており、その材料の性能向上のために分子レベルでの研究が多数行われている。分子レベルでの理論設計および解析、合成および実験解析、デバイス設計および評価の三本柱で新規機能性材料の研究を進めていくために本研究所を組織するものである。有機ELデバイスに用いるための発光材料(分子)の設計と合成、およびそれらを用いた有機ELデバイスの作成と評価を行うことを設置当初の目的とする。さらに、有機ELデバイスにとどまらず、分子レベルでの多種多様なデバイス設計・開発を目的とし、発展的共同研究をめざす。
研究内容の概要
次の三本柱を基に共同研究開発を企画・実施する。
- 理論計算およびシミュレーションをもとに発光材料の理論的設計を分子レベルで行う(小関・麻田グループ)
- 発光材料の合成とそれらの化学的・物理的特性の評価を行う(池田グループ、八木グループ)
- 合成した発光材料を用いたデバイスの作成とそれらの特性・性能の検証を行う(池田グループ、八木グループ、鐘本グループ)
この目的のために毎年、研究会・シンポジウムなどを開催するとともに、競争的外部資金を獲得する。
構成員
所長
池田 浩 (工学研究科 教授)
研究員
大阪公立大学
区分 | 教授 | 特任教授 | 准教授 | 助教 | 特任助教 |
---|---|---|---|---|---|
工学研究科 | 池田 浩 八木 繁幸 |
内藤 裕義 |
小林 隆史 |
鈴木 直弥 | 大垣 拓也 |
理学研究科 | 麻田 俊雄 鐘本 勝一 |
– | – | 満田 祐樹 | – |
客員研究員
機関 | 役職 | 氏名 |
---|---|---|
東北大学大学院理学研究科(美齊津教授研究室所属) 大阪公立大学 |
客員研究者 名誉教授 |
小関 史朗 |
設立年月日
平成20年(2008年)7月1日
研究所サイト
SDGsへの貢献
大阪公立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。
本研究センターはSDGs17のうち、「7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献しています。
お問い合わせ
工学研究科 教授 池田 浩
Tel 072-254-9289 Tel 5885(内線)
Eメール hiroshi_ikeda[at]omu.ac.jp
[at]の部分を@と変えてください。