機能性有機材料開発研究センター
設置目的
有機材料やそれを支える高機能化学合成技術は、家電・電子機器部品や自動車部品、太陽電池、感光材料など、幅広い産業分野の製品に利用されており、その性能を決定付け、競争力を左右している重要な基盤的技術です。また、次世代のプリンタブルエレクトロニクス産業の創生に向けた有機材料の開発も大きな課題となっています。
関西圏には、このような高機能な有機材料を製造・供給するものづくり中堅・中小企業の集積に加え、大手家電メーカーなど川下企業も多数立地しており、川上の製造企業と川下企業が摺り合せしながら共に成長していく土壌が存在しています。
本学はこれまでに、これらの企業との共同研究開発に取り組んできましたが、平成21年度に大阪府ものづくりイノベーション推進事業の支援を受けて、平成22年度の経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業の採択を受けたことを契機に、さらに関西圏のものづくり中堅・中小企業の技術高度化を支援することを目的に設置するものです。
研究内容の概要
次の8つのチームを組織し、各研究テーマの計画立案、中小ベンチャー企業、大企業、関連団体との連絡調整を行います。また、相互に調整を図り、関係機関の協力を得ながら国および府の競争的外部資金の獲得を目指したコンソーシアムの形成を進めていく予定です。
- 高効率な有機太陽電池用機能性材料の開発
- 薄膜白色光源用電界発光型インクの開発
- モバイルディスプレイの高機能化に資する高効率な有機二次電池用正極活物質の開発
- 高機能化学合成分野における新規合成法の研究開発
- 生体機能材料の研究開発
- 機能性有機分子センサの研究開発
- 次世代高分子機能性材料の研究開発
- 機能性有機分子の開発
構成員
センター長
八木 繁幸(工学研究科 教授)
研究員
区分 | 教授 | 准教授 | 特任教授 |
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工学研究科 | 八木 繁幸 久本 秀明 小川 昭弥 池田 浩 原田 敦史 椎木 弘 松本 章一 |
岡村 晴之 |
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農学研究科 | 谷森 紳治 | 園田 素啓 |
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理学研究科 | 藤原 秀紀 松原 浩 |
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BNCT研究センター長 | – |
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切畑 光統 |
– | 陶山 寛志 |
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設立年月日
平成22年(2010年)8月1日
SDGsへの貢献
大阪公立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。
本研究センターはSDGs17のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」、「7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献しています。
お問い合わせ
工学研究科 教授 八木 繁幸
Tel 072-254-9320 Tel 5798(内線)
Eメール yagi[at]omu.ac.jp
[at]の部分を@と変えてください。