宇宙科学技術研究センター
設置目的
人類は20世紀に宇宙への扉を大きく開いた。地球上では実現できない宇宙空間環境での様々な実験、ロケット・人工衛星からの宇宙・地球観測、これらを実現する宇宙工学技術、さらに宇宙の構造やその起源を明らかにする天文観測、これらすべては人類の知的活動に大きな影響を与えてきており、今世紀はそれの飛躍的な発展に挑む段階である。これらの宇宙研究には、工学・理学・環境学にわたる幅広い高度な連携が必要不可欠である。
大阪公立大学には、宇宙工学、宇宙天文学、宇宙生命科学、宇宙環境学などの高度な宇宙研究が工学・理学系・生命環境科学研究科で推進されている。当センターでは、これらの研究グループを有機的・横断的に結合することにより、本学における宇宙研究を戦略的に発展させていく。
研究内容の概要
本学における宇宙関連の研究に携わる第一線の研究者が集結し、相互の知識・技術・情報の共有、部局間の垣根を越えた共同プロジェクトの推進、センターを基盤としたJAXA、NICTをはじめとする他機関との連携協力等を軸として、宇宙研究の戦略的な発展を図る。
これらの立場から、主として次の点に関する研究開発を行う。
- 宇宙研究に関する基礎開発・基礎研究
宇宙工学(人工衛星、ロケット等)
宇宙放射線科学
宇宙理学(宇宙天文観測)
宇宙環境学
宇宙生命科学
宇宙からの地球環境計測・衛星データの利用 - 開発基盤・工学基礎技術の共有化
- 宇宙研究に関する共同プロジェクト、融合領域の学問の開拓
- 人事交流、共通セミナー・講座
- 宇宙研究の情報発信
- 最近の主な研究・情報発信活動
- 「教員研修モデルカリキュラム開発プログラム」に採択決定(2011年4月13日掲載)
- 第2回関西宇宙フォーラム(2011年5月4日開催)
- 中之島宇宙時空間(2011年5月3日~5日開催)
- 第1回宇宙科学交流セミナー(2011年5月20日開催)
- 特別講演会「超小型衛星群を利用した気象・精密測位複合ミッションの提案」(2011年7月5日開催)
- 「君のはやぶさを作ろう!」夏休み衛星開発体験ワークショップ(2011年8月15日~21日開催)
- 夏休み衛星開発体験ワークショップを開催しました(2011年9月6日掲載)
- 第2回宇宙科学交流セミナー(2011年9月7日開催)
- 平成25年度H-IIAロケット相乗り打ち上げ決定(2011年12月15日掲載)
- 関西宇宙フォーラム2012 「超小型衛星の開発と教育」(2012年3月7日掲載)
- 第3回宇宙科学交流セミナー(2012年3月19日掲載)
- 「中之島 宇宙時空間―明日は君も宇宙に―」を開催しました(2012年5月9日掲載)
- 第4回宇宙科学交流セミナー(2012年7月9日掲載)
活動報告書
構成員
センター長
小木曽 望(工学研究科 教授)
研究員
区分 | 教授 | 准教授 | 講師 | 助教 | 特任教授 |
---|---|---|---|---|---|
工学研究科 | 石亀 篤司 下村 卓 岩佐 貴史 辻井利昭 森 浩一 |
新井 励 高橋 和 中村 雅夫 |
金田 さやか | 小川 秦一郎 | – |
農学研究科 | 堀野 治彦 | 中桐 貴生 | – | – | – |
理学研究科 | 大西 利和 児玉 靖司 宮本 健助 川西 優喜 |
前澤 裕之 村岡 和幸 |
– | 白石 一乗 | – |
人間社会システム科学研究科 | 下村 泰彦 | – | – | – | – |
研究推進機構 (植物工場研究センター長) |
– | – | – | – | 北宅 善昭 |
大阪公立大学工業高等専門学校 |
土井 智晴 | – | – | – | – |
客員研究員
機関 | 役職 | 氏名 |
---|---|---|
大阪公立大学 | 客員教授 | 小川 英夫 |
大阪公立大学 | 客員研究員 | 阿部 安宏 |
神奈川工科大学 | 特任教授 | 大久保 博志 |
大阪府立大学 | 名誉教授 | 杉山 吉彦 |
大阪府立大学 | 名誉教授 | 真鍋 武嗣 |
株式会社レヴィ | 代表取締役 | 南部 陽介 |
- | - | 吉田 憲正 |
大阪公立大学 | 客員研究員 | 千葉 正克 |
設立年月日
平成22年(2010年)8月1日
SDGsへの貢献
大阪公立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。
本研究センターはSDGs17のうち、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」、「11:住み続けられるまちづくりを」に貢献しています。
お問い合わせ
工学研究科 教授 小木曽 望
Tel 072-254-9245 Tel 4847(内線)Eメール kogiso@omu.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。