教育福祉学類の魅力

講義

現代社会でニーズの高まる
「教育と福祉の協働」に応える、
先端的な学びを展開

全国でも数少ない「スクールソーシャルワーク」教育課程を用意しています。従来にはなかった「教育と福祉の協働」について学修できるカリキュラムと教員を配置し、先端的な学びを展開しています。

社会福祉学類の講義

ゼミ・セミナー

徹底した少人数制ゼミナールを実現

専門性が高まる3・4年次の学びでは、教員1人に対し学生約5人程度の少人数制のゼミナールを実現。自ら選択した研究テーマを教員によるきめ細やかな指導のもと、4年間の学修の集大成となる卒業論文として仕上げていきます。

徹底した少人数制ゼミナール

徹底した少人数制ゼミナール

実習・フィールドワーク

保育実習での絵本の読み聞かせ

保育実習での絵本の読み聞かせ

貧困と福祉の現場を歩く

貧困と福祉の現場を歩く

ゲスト講師によるリレートーク後、 問題解決を探る

ゲスト講師によるリレートーク後、 問題解決を探る

 

 

 

取得できる資格

本学類で取得できるさまざまな資格は、裏表紙に掲載されています。

右図のように、社会福祉士国家試験の合格率の全国平均は、例年30%前後で推移しています。教育福祉学類の合格率はそれを大きく上回り、直近の2021年度(新卒者)では92.6%でした。教員有志による試験直前対策講座が少しはお役に立っているのかもしれま
せんね。

取得できる資格 棒グラフ

海外との共同研究

現在、日本では、約45,000人の子どもたちが社会的養護のもとで生活をしています。日本の社会的養護は国連から複数回にわたって改善勧告を受けています。改善を求められている内容は、施設の専門性向上、里親や養子縁組の少なさ、児童相談所など行政の在り方等多岐にわたります。そのため、先進国といわれているイギリスやアメリカの社会的養護の制度や実践から学ぶべきこともたくさんあります。

2021年3月末から10月末までの7か月間、英国スコットランドのグラスゴー大学(University of Glasgow)で、里親養育を支える仕組みや施設養護のあり方について共同研究をしてきました。英国では保護者の意向だけでなく当事者である子どもの意見や意向をしっかり聴く仕組みが整備されていること、社会的養護を必要とする10歳以下の子どもは原則施設ではなく里親に委託されること、里親になるための審査は日本よりもずっと厳しいにもかかわらず登録里親数は日本よりもはるかに多いこと等が明らかになりました。今後、里親のリクルートにおける価値と実践、里親養育の質的向上のための取り組み等についてさらに継続して研究したいと考えています。 (伊藤 嘉余子)

海外との共同研究

海外との共同研究

海外との共同研究

障害観を変えてみよう

障害者を支援するための専門職者になりたい。そう思っておられるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。目の前の人を「障害者」、自分がしていることを「支援」、自分自身を「専門職者」と見ることで、見えなくなることはありませんか?「障害者」も誰かを支援し、誰かを救う存在にもなっており、また「専門職者」もさまざまな生きづらさを抱えています。見方を変えていくと、つまりは「専門職者」である前にひとりの人間としてどうあるべきか、が重要となってくるのです。(松田 博幸・三田 優子)

教育福祉学類 松田准教授・三田准教授 寄稿「障害観を変えてみよう」

障害観を変えてみよう

 

 

教育学

伊井 直比呂 教授/ 西田 芳正 教授/
吉武 信二 教授/ 吉田 敦彦 教授/ 森岡 次郎 准教授

教員養成系の教育学部で行われるような狭義の(学校教育を中心とした)教育学研究には限定されず、多様な観点から人が人らしく生き成長できる学びの支援や社会のあり方を考えています。3年次には教育学の教員5名による合同ゼミを行っており、教育哲学や教育人間学、社会学、法学、スポーツ科学などの知見に基づき、現代的課題の解決に向けた「教育」の役割について、学生も交えて議論をしています。

教育学

 

 

ジェンダー研究

児島 亜紀子 教授/ 東 優子 教授/
乾 順子 准教授/ 内藤 葉子 准教授

「ジェンダー」というレンズを通して、世の中を見つめ直すと、さまざまなアタリマエ(常識)には歴史があるということや、社会の構造、規範などの影響が見えてきます。3年次に始まる「ジェンダー系ゼミ」は、福祉哲学、性科学、政治学を研究分野とする3名の教員による合同ゼミと家族社会学を専門とする教員によるゼミの2種類を同時に選ぶことができます。それぞれの専門性を活かし、常識を「クリティーク」する力を養成しています。

ジェンダー研究

 

 

社会福祉学

地域福祉をテーマに取り組んでいます。私自身はこれまで、子どもや家庭を取り巻く問題に、地域福祉がどのようにアプローチできるのかに関心を抱いてきました。ですが、少子高齢化が急速に進展するなか、地域福祉が取りあつかう問題は多岐にわたり、コミュニティ、まちづくり、NPOなどのキーワードも深く関わり合うようになっています。ゼミでは、頭をほぐしながら、変化をこわがらず、一緒に社会の見方を広げていければと思っています。関心のある人は、気軽に研究室をたずねてみてください。

東根 ちよ 講師

東根 ちよ 講師

社会福祉学

 

 

保育学・子ども学

保育学、子ども学をテーマとしたゼミを担当しています。広い意味での人間形成と、社会環境との関わりを考えていくことを目指しています。子ども時代というのは、誰しも皆経験してきたはずなのですが、成長と共に多くのことを忘れ去ってしまい、大人になってから見ると、子どもは巨大な謎となって私たちの前に立ち現れます。哲学、心理学、社会学、教育学などの研究成果に学びながら、多角的・多元的に子どもという現象を捉える視点を持ってもらうことが、私のゼミの目的です。

吉田 直哉 准教授

吉田 直哉 准教授

保育学・子ども学