お知らせ

2025年11月18日

  • 研究

中島智晴教授、楠木祥文講師らの研究グループが航空機整備を支援するナット締め付けシステムを開発

航空機を組み立てる際、緩みにくいセルフロックナットを使用します。しかし、このナットは緩み防止のため変形加工されており、ハンドナットランナでネジ締め付けを行ったとしてもネジ締め付け完了を自動検知することが難しく、締め付け過剰によりネジが破損しボルトのネジ部に傷が入る可能性があります。そのため、手動工具を用いて締め付け状態を確認しなければならず、時間や手間がかかるという課題がありました。また、通常のナットランナで使用されているトルク値を直接用いた単純な自動判定法はセルフロックナットでは誤判定してしまうリスクが高いため、ハンドナットランナへ高精度な自動着座検知機能を搭載することが求められていました。

中島智晴教授、楠木祥文講師らの研究グループは、データの異常を統計的に検出できるホテリング理論を応用し、進化計算の一種であるCMA-ES(進化的戦略)という方法を使って、判定式の中で使用する3つの係数を、自動的に最適な値に調整するシステムを開発しました。この技術により、人が手動工具を使って行っていた締め付けの調整作業を、自動で機械が行えるようになり、作業の効率化と品質の安定化が実現できます。

詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-20979.html