専攻の特徴
本専攻は、価値観の変遷や多様化する現代社会が抱える様々な問題に対応するために、多種多様な情報や知識を整理し、問題の分析・解決を行う上で必要となる情報システムのデザイン能力及びマネジメント能力を養うことを目的とする。さまざまな分野において、情報学を通じた新たなパラダイムシフトの契機となり得る学際的応用力を体系的に修得することを目指すものである。
入学定員
博士前期課程 | 博士後期課程 |
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25名 | 5名 |
※2025年4月から博士前期課程の入学定員が30名となります。
学位、標準修業年限
学位
博士前期課程 | 博士後期課程 |
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修士(情報学) | 博士(情報学) |
標準修業年限
博士前期課程:2年
博士後期課程:3年
養成する人材像
博士前期課程
- 高度情報化社会の基礎となる情報に関連する専門分野の知識と技能を修得した人材
- 知識科学及び情報システム工学と社会科学などの他分野との融合による新たな価値を創造するためのシステムデザイン能力、技術の進歩及び社会の変容に対応できる科学的な分析力・ 思考力を身に付けた人材
- 技術的な側面のみならず、人々や社会の日常活動に不可欠な情報システムを実現するために、情報通信技術がもたらす社会への影響を深く理解し、専門職業人として高い倫理観と使命感、責任感を持つ人材
博士後期課程
- 自らの専門領域である情報学における研究・開発をより深化、発展させることができる人材
- 領域を横断し、隣接諸領域との学問的交流を促進できる人材
- 従来の枠組みにとらわれない発想にもとづく研究開発を推進し、持続可能な社会の実現に貢献できる人材
- 他領域の研究者と協働する力を備え、現代社会への俯瞰的視点に基づく学術研究を通した高い洞察力を持つ人材
- 現代社会が抱える諸問題を解決するための新たな情報システムや情報サービスを展開、マネジメントし、専門知識や理論の形成を自立的に行える能力を持つ人材
カリキュラムの特徴
情報を活用した分野横断型研究を通じ専門性を深める
主な講義・演習科目
(キーワードを中心に記載)
- 統計学・ビッグデータ解析
- データサイエンス・アルゴリズム
- 知的メディア処理・自然言語処理
- 機械学習・深層学習
- 認知心理学・社会情報学
- 情報センシング・無線通信
- プラットフォーム・ネットワーク
- 高性能計算基盤
- ヘルスケア情報学
- 情報セキュリティ
現実の課題解決を目標とした実践型教育・研究
(キーワードを中心に記載)
- 大阪が推進するスマートシティにおける実証およびスマートユニバーシティにおける社会実装
- 実データを用いた分析にもとづく課題解決の提示とアプリケーション開発
- 民間および行政プラットフォームと連携可能な都市OS・データ連携プラットフォームの設計と実装
- 生体情報センシングデバイスの開発、データ分析とヘルスケア・スポーツへの応用
カリキュラム