学際情報学専攻

学際情報学専攻の教員紹介

安倍 広多 教授

主な研究科テーマ

分散システムのための分散アルゴリズム・分散データ構造・基盤ソフトウェア
ネットワークで接続された複数のコンピュータによってなんらかのサービスを提供するシステムを分散システムといいます。分散システムでは、複数のコンピュータ上で互いに適信しながら並行に動作するアルゴリズムー分散アルゴリズムーが使われます。本研究室では分散システムのための分散アルゴリズムや基盤ソフトウェアを研究しています。

研究キーワード

分散システム
分散アルゴリズム
分散データ構造
基盤ソフトウェア

 

石橋 勇人 教授

主な研究科テーマ

安全かつ使いやすい情報基盤に関する研究
情報基盤、すなわち、インターネットに代表される情報通信ネットワークやその上の各種サービスは、多くの人が日常的に使用する、社会にとって不可欠な存在となっています。しかし、大規模化、複雑化する情報基盤を 安全かつ確実に動かすことは容易ではありません。そこで、誰もが容易に安心して使える情報基盤、誤りなく確実に動作する情報基盤の実現を目指して、その構築・運用・管理手法などに関する研究を行っています。

研究キーワード

ネットワーク構築
ネットワーク管理
ネットワークセキュリティ

 

泉 正夫 教授

主な研究科テーマ

動画像からの人物動作や環境の認識,識別手法
動画像処理と3次元情報の組み合わせによる様々な応用をシステム化する研究を行っています。人物動作を認識したり、撮影環境を理解したり、VR、ARと組み合わせてシステム化することにより、さらに広範囲な応用に向けて研究を行っていこうとしています。

研究キーワード

パターン認識
機械学習
VR・AR

  

岩村 幸治  教授

主な研究科テーマ

生産システム(工場)における生産計画の最適化および受注量予測
グローバルな競争環境において、他社より、安く、早く、高品質なものづくりを行うためには、高度な生産システム(工場)が必要となります。数理最適化やシミュレーションを活用することにより、生産システムを効率的に運用するための生産計画の作成手法について研究しています。また、小売店の売り上げの情報から、時系列モデルや人工知能を活用して生産システムの受注量を予測する研究なども行っています。

研究キーワード

生産システム
生産計画
シミュレーション
最適化

 

太田 正哉 教授

主な研究科テーマ

情報通信システムに関するソフトウェア・ハードウェアの開発
本研究室では3つの研究をしています。1つ目は次世代通信方式6GやloTの研究で、より高速に大量のデータを送信するための変復調アルゴリズムや回路実装技術を研究しています。2つ目は画像認識の研究で、人工知能を用いた物流向け高性能ヒッキングシステムを開発しています。3つ目は拡張現実等を応用した教育システムの研究で、誰でも簡単に電気や情報に関する実験を行えるARツールを開発しています。

研究キーワード

情報通信
6G&IoT
人工知能(AI)
拡張現実(AR)

菅野 正嗣 教授

主な研究科テーマ

センシングによって収集したデータを活用し、インテリジェントな環境を構築するための方式やアプリケーションを提案
センサネットワークによってあらゆるモノをネットワークに接続し、センシングしたデータを活用するIoT (Internet of Things)を実現する方式や、収集したデータを活用して医療・教育などの分野で活用するためのアプリケーションを研究しています。特にVR(Virtual Reality)とセンサを組み合わせたリハビリテーションや、スマートシティを実現するためのデータ活用に興味があります。

研究キーワード

センサネットワーク
IoT(Internet of Things)
バーチャルリアリティ
スマートシティ

 

瀬田 和久 教授

主な研究科テーマ

「コンピュータを賢く」と「ヒトを賢く」の両立
高次思考スキルの学習支援を目掛けた技術を研究しています。算数や理科のように学習対象が明確に定まっているのでなく、何か曖昧でモヤモヤしている、そういう部分に興味をもっています。自分の処理していることを一段上のレベルから見て、なぜそのように動いているのかを理解することは、人間にとっても計算機にとっても重要だと思うので、この視点から「コンピュータを賢く」と「ヒトを賢く」の両立を目指しています。

研究キーワード

思考スキルの学習支援
メタ認知
知的学習支援システム
ヒューマン・コンピュータインタラクション

  

中島 智晴 教授

主な研究科テーマ

知能システムの開発と社会への応用
機械学習、ソフトコンピューティングといった計算科学手法により、計算機を賢くする手法の研究に取り組んでいます。また、その手法を社会に実践する応用研究にも取り組んでいます。

研究キーワード

機械学習
ソフトコンピューティング
RoboCup

 

真嶋 由貴惠 教授

主な研究科テーマ

看護技術の暗黙知の形式知化と熟練技術学習支援システムの構築
看護技術における熟練者の“わざ”を可視化・形式知化して、誰もが熟練の技術を身に付けられるような学習支援システムの開発に取り組んでいます。可視化のためにセンサーやデバイスを使用した計測、分析などを行います。分析したデータは学習者にわかりやすく加工して形式知化します。学習意欲を高め、楽しく学習効率を上げるとともに、人間性を育成できるようなそんな学習支援システムを目指しています。

研究キーワード

看護システム工学
ヘルスケアシステム
教育情報システム
教育工学

   

宮本 貴朗 教授

主な研究科テーマ

情報セキュリティ、情報システム工学、情報通信ネットワーク
複数のネットワーク機器や多数の情報システムを効率的に監視する運用管理システムの開発、情報システムヘの不正侵入検知といった情報セキュリティを研究しています。

研究キーワード

情報セキュリティ
情報システム工学
情報通信ネットワーク

 

村上 晴美  教授

主な研究科テーマ

(1)個人の人生の記録 (2)図書館における情報検索
個人の人生を記録(人物に関連する情報を蓄積)することにより、情報学的に「人物(自己と他者)の理解」と「人生(よく生きること)」を支援する研究を行っています。情報(テキスト)の抽出と整理を中心に、Webインテリジェンス、ライフログなどの研究をしています。学問分野は情報工学、図書館情報学、認知科学・心理学にまたがっています。

研究キーワード

情報検索
人工知能
ユーザインタフェース

  

森田 裕之 教授

主な研究科テーマ

データサイエンスに関する応用的研究
データサイエンスに関する社会科学領域の研究を行っています。社会科学の分野には、スーパーなどで収集されるPOSデータから、都市における人の移動データなど様々なデータがあります。そのためデータの種類や特性、そして必要とされる目的によって、様々な手法を活用する必要があります。研究においては、実用性に重点をおきながら、既存の手法なども利用して最適な手法を開発し、社会において有用な研究を目指しています。

研究キーワード

データサイエンス
シミュレーション
社会科学

   

渡邊 真治 教授

主な研究科テーマ

情報技術の評価、経済やビジネスヘの応用
情報技術の経済やビジネスヘの応用を研究しています。ブロックチェーン技術やAIなどによるDX(デジタル変革)化の成功要因、特許、情報システム評価、ビジネスモデルについてデータサイエンスの手法を用いて分析しています。情報技術の応用であれば、エンターテイメントやスポーツなども分析対象としています。

研究キーワード

情報システム評価
技術経営
情報経済

  

青木 茂樹 准教授

主な研究科テーマ

情報システムの開発・運営と情報セキュリティに関する研究
学内の学生や教職員が利用する様々な情報システムの開発と安心安全な情報システムを企画・構築・運用する方法、更に情報システムの利用状況や情報システム内に保存されている情報をパターン認識技術を応用して解析する方法について研究しています。

研究キーワード

情報システム工学
情報セキュリティ
パターン認識

 

上杉 徳照 准教授

主な研究科テーマ

材料情報学による新材料の設計、プロセスの最適化、計測の自動化
材料に関する大量の情報を活用する取り組みを材料情報学(マテリアルズ・インフォマティクス)と言いますが、新材料の設計、材料製造プロセスの最適化、材料計測の自動化を研究しています。第ー原理計算によるデータベースと機械学習により材料設計のコストを大幅に削減する技術の開発、素形材の材料特性に影響する製造プロセスの影響因子を最適化するシステム、自動で金属組織を評価する人工知能の開発に取り組んでいます。

研究キーワード

データサイエンス
材料工学
機械学習
第一原理計算

  

大西 克実 准教授

主な研究科テーマ

ネットワーク環境上の計算機を効率的に利用することに関する研究
販売員が訪問先を効率よく巡る経路を見つける問題等に代表される組合せ最適化問題を対象とし、複数の計算機を効率よく利用して適切な解をより早く見つける研究をしています。高価で利用に特別な技術が必要な専用環境ではなく、一般に広く利用され、入手も容易な環境を使って構成し必要な人が容易に最適化問題を扱えることを目指します。

研究キーワード

分散処理
数理最適化
計算資源管理運用

 

小島 篤博 准教授

主な研究科テーマ

ICTを利用した先進的な教育情報システムの開発
3DCGやVR を利用した教師アバターによる効果的な動画教材を作成するためのシステム、 iPadなどのタブレットと専用サーバを利用し、多人数で同時に心理学実験を行うためのシステムを開発しています。また、学術的な写真画像を地図上から検索可能な人文系データベースを開発し、本学の「中尾佐助スライドデータベース」として公開しています。

研究キーワード

教育情報システム
プログラミング教育
人文系データベース

 

佐賀 亮介 准教授

主な研究科テーマ

データ利活用および社会実装のための技術開発
データ利活用のための手法やそれをシステムとして展開するための方法を研究しています。環境に合わせて、最新の人工知能から古典的な手法まで活用して技術選択をし、最終的な社会実装を考慮したトータルデザインを作成していきます。例えば、ネットショッピングでの推薦システム(Recommender System)の開発や、テキストからサービス評価につながる因果関係抽出や推論、ほか、大規模なデータ理解を助けるための情報可視化など幅広く実施しています。

研究キーワード

データエ学
経営情報システム
情報可視化
サービスサイエンス

 

永田 好克 准教授

主な研究科テーマ

空間情報を活用した歴史的な情報の統合と多様性の分析
現代の社会生活は地域社会の歴史の延長上にあります。過去の出来事、元来の自然・社会環境を伝える地名、地域住民の来歴や移動などを空間情報として統合し分析することは、地域の多様性を理解し尊重する社会を目指すうえで重要です。次世代に継承する空間情報基盤を築く研究です。

研究キーワード

人文情報学
地域情報
空間情報システム

 

林 佑樹 准教授

主な研究科テーマ

高度知的活動を目掛けた知的インタラクション支援
現代社会には一人の力では解決できない複雑な課題が溢れています。こうした問題に立ち向かう学習者とそれを支える教育システムを研究対象として、批判的思考、協調的問題解決、 メタ認知といった高度なスキルを育むための学習活動の分析・モデリングや、これらのスキルを育む「補助輪」としての学習プロセスの設計、知的学習支援システムの開発に取り組んでいます。

研究キーワード

知的学習支援システム
多人数マルチモーダルインタラクション
メタ認知活動支援
創造的活動支援

  

平林 直樹 准教授

主な研究科テーマ

生産システムにおける効率的かつ柔軟な設計・運用法の開発
日本のものづくりを支える種々の生産管理手法の開発に取り組んでいます。中でも部品や製品を効率的かつ柔軟に生産するための不確実環境下におけるリアルタイム生産スケジューリングや工場におけるものの流れの低コスト化をダイナミックに図る設備レイアウトについて研究しています。

研究キーワード

リアルタイム生産スケジューリング
設備レイアウト
最適化手法、メタ戦略

  

桝田 聖子 准教授

主な研究科テーマ

情報通信技術の活用による全ての人が住みやすい地域づくり

保健福祉の専門職とともに地域情報を実践に活かす研究を進めています。また、認知症になっても住み続けられる地域づくりを目指してロボット等を活用した認知症教育の研究に取り組んでいます。

研究キーワード

地域アセスメント
認知症教育に関する研究
保健福祉職の情報教育

  

森永 英二 准教授

主な研究科テーマ

広義の生産システムの統合最適化方法論の構築
これからの時代は、あらゆる物事を「システム」として捉え、 構成要素の個別最適化ではなく、物事全体の統合最適化を追求することが、 一層重要になります。 この視点に立ち、生産システム、人工物システムを主な対象として、広義の生産、広義の設計の切り口から、システムの設計、解析、制御、運用、管理の方法論の構築を目指して研究に取り組んでいます。

研究キーワード

計算機支援概念設計
統合化生産システム設計
自律分散型生産管理

 

柳本 豪一 准教授

主な研究科テーマ

知識処理システムの研究開発
インターネットが一般化するにつれて、言語データ、画像、動画、数値データなど様々なコンテンツが流通しています。このような多種多様な大規模データから利用者が必要とする知識を円滑に処理する必要が高まっています。研究室では自然言語処理や機械学習などの最新技術を活用し、知的な情報処理によりデータの背後に潜む構造に基づいたデータ解析の実現とその技術の実社会への幅広い応用を目指しています。

研究キーワード

機械学習
自然言語処理
人工知能

 

吉田 大介 准教授

主な研究科テーマ

地理空間情報を活用した防災・減災、 インフラ維持管理等への応用
自治体(特に大阪府や大阪市)や民間企業と連携し、橋梁や護岸などの様々な都市インフラを、ドローンや地理情報システム(GIS)等のICTの活用により、効率的かつ安全に維持管理が、行える手法について研究しています。

研究キーワード

地理情報システム(GIS)
全球測位衛星システム(GNSS)
防災·減災
ドローン 

 

楠木 祥文 講師

主な研究科テーマ

数理モデリング技術に基づいたデータ分析手法の開発
データ分析技術は様々な分野や組織で活用されるようになり、その多様化・高度化が求められています。一方で、数理最適化に基づくモデリング技法とアルゴリズムは、社会の諸問題の解決のために研究されてきましたが、その技術は多様で高度なデータ分析手法の開発にも有効です。数理最適化の技術を用いて、データ分析、人工知能、意思決定支援などに対する新しいアプローチを提案することを目的として、その基礎研究を行います。

研究キーワード

データ分析
数理最適化
機械学習
意思決定支援