教員紹介

 

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哲学歴史学科・哲学歴史学専攻

哲学教室

教員名 研究テーマ
仲原 孝 カントやニーチェ、ハイデガーなどの近現代ドイツ思想を中心とする哲学・宗教哲学の研究。「宗教学研究」などを担当。
高梨 友宏 カントを中心とするドイツ近代美学、現象学的美学、京都学派の芸術論等の研究。「美学研究」などを担当。
土屋 貴志 倫理学、医療倫理学(現代医療に関する倫理的諸問題の研究)、人権論(人権の倫理学的基礎づけの研究)、道徳教育論(倫理や道徳の教育の研究)。「倫理学研究」などを担当。
佐金 武 英語圏のいわゆる分析哲学の文脈において、現代時間論および関連する形而上学の諸問題を中心に研究。「哲学概論」などを担当。

 

日本史学教室

岸本 直文 古墳や古墳群を通じて古墳時代社会について研究している。近畿地方の前方後円墳の調査を順次実施する予定である。
磐下 徹 日本古代史(飛鳥~平安時代)を研究している。郡司制度・古記録(日記)・大阪の古代史を主要なテーマとしている。
仁木 宏 中世~織田・豊臣期の近畿地方を中心として、全国の都市や村落の歴史を研究している。戦国大名や経済・流通も主なテーマである。
齊藤 紘子 近世(江戸時代)の大坂や和泉の地域社会について研究している。また、地域史の視点から畿内領主支配の特質を検討している。
佐賀 朝 近代(明治~)の巨大都市大阪について、都市内に存在した多様な地域社会に注目して研究。近年は、近世~現代の「遊廓社会史」にも取り組む。

 

世界史学教室(東洋史)

平田 茂樹 中国近世の政治構造について、政治システム、政治過程、政治空間、政治的ネットワークの観点から研究を行っている。また、中国近世士大夫のコミュニケーションとネットワークについても研究を進めている。
渡辺 健哉 中国近世の都市―とくに北京の原型である元の大都―について、都市構造や人々の日常生活に注目した研究を進めている。また、近現代における日本と中国の学術交流史をめぐる諸相についても研究している。
濱本 真実 中央ユーラシア史、ロシア史。ムスリムとキリスト教徒の共生の問題、および、近世から近代のロシアと中央ユーラシアの交易を主要なテーマとしている。
上野 雅由樹 オスマン帝国史、アルメニア史、近世・近代のオスマン帝国におけるキリスト教徒アルメニア人の処遇やイスタンブルの都市社会について研究している。

 

世界史学教室(西洋史)

北村 昌史 近現代ヨーロッパ、とくにドイツの社会史。ベルリンの都市社会史を研究しつつ、ナチス政権成立とともに日本に亡命した建築家ブルーノ・タウトを通じて住文化の交流史も試みている。
草生 久嗣 ビザンツ帝国史、西洋中世宗教文化史。前近代東地中海世界における信仰や政治理念の考察。異端問題、メディア論、宮廷文化を取り扱う。
向井 伸哉 西洋中世史・フランス史。とりわけ13-14世紀の南フランスをフィールドに、王権による国家形成ならびに村落住民による自治の在り様を研究している。

 

人間行動学科・人間行動学専攻

社会学教室

石田 佐恵子 文化社会学・映像社会学・メディア文化論を専攻。現在の主な研究テーマは、映像と社会の関係、文化のグローバル化、アーカイブスの公共性について。
伊地知 紀子 生活世界の社会学・地域社会学・朝鮮地域研究を専攻。現在の主な研究テーマは、東アジアにおける国際移動とローカリティについて、在日済州島出身者の生活史、日本と朝鮮半島の海域生活者について。
川野 英二 都市・社会政策の社会学・比較社会学を専攻。現在の主な研究テーマは、大都市の貧困と社会的排除に関する国際比較研究。
平山 亮 家族社会学、老年社会学、ジェンダー研究を専攻。現在の主な研究テーマは、男性性とケアの関係、ケアに関わる判断・調整責任とその社会的分有。
笹島 秀晃 都市社会学・アートの社会学・歴史社会学を専攻。現在の主な研究テーマは、20世紀の都市における、アート(絵画や彫刻)を支える社会制度の変化について。

 

心理学教室

山 祐嗣 認知心理学:思考と推論、認知と文化。
川邉 光一 生理心理学:心と身体(脳)、行動と薬物、学習・記憶を中心とした高次認知機能および精神疾患の脳内機構。
佐伯 大輔 学習心理学:行動分析学、判断、意思決定、選択行動。
橋本 博文 社会心理学:集団力学、集団内利他行動、心の文化差。

 

教育学教室

添田 晴雄 比較教育文化史、 教育・学習における話すことと聞くことの研究、いじめ問題の国際比較研究
伊井 義人 教師教育学、教員と地域社会との連携・教員のキャリア成長に関する研究
弘田 陽介 教育思想・教育史、ドイツ近代教育論、身体論、児童文化論
辻野 けんま 教育経営学、教育行政・学校経営論
島田 希 教育方法学、カリキュラム研究、授業研究の方法論に関する研究

 

地理学教室

山﨑 孝史 グローバルな政治経済的変動とローカルな社会運動に関する政治・社会地理学的研究。
祖田 亮次 人文地理学、人口移動、資源利用・管理、災害文化、東南アジア地域研究
木村 義成 地理情報システム、ジオデモグラフィクス、保健医療分野におけるGISの応用
菅野 拓 都市問題・社会問題などの社会的課題の解決にかかわる社会地理学的研究

 

言語文化学科・言語文化学専攻

国語国文学教室

丹羽 哲也 現代語の意味と文法。日常われわれが使っていることばがいかなる仕組みでできているか、また、それが過去から現代までいかに変化してきたかという研究。
小林 直樹 中世の説話と説話集の研究。作品世界とその背景をなす文化的基盤の両面を究明する。
久堀 裕朗 近世文学、主に人形浄瑠璃史の研究。作品がどのような時代背景のもとに生まれ、どのように享受されていったのかを考察する。
奥野 久美子 近代文学、特に芥川龍之介など大正期の作品研究。草稿や典拠、文化的背景の考察により、作品の成り立ちを研究する。
山本 真由子 平安時代の文学、主に漢文学・和歌の研究。漢語表現と和語表現との関わりを考察し、作品の表現の成り立ち・特質を研究する。

 

中国語中国文学教室

張 新民 中国語圏の映画の歴史を研究しています。これまで、1930年代における映画政策、「軟性映画」理論、第五世代監督作品などについて研究を進めてきました。最近は、日中戦争期における上海、華北、台湾といった地域での映画制作や上映状況また映画政策についても研究しています。
大岩本 幸次 中国字書編纂史および字音史の観点から、金代(1115-1234)の資料が字書史上に果たした役割や意義、また金・南宋・元の時代の言語音体系といったテーマで研究を行ってきました。近年は本邦や欧州の字書・漢語文法書を対象として中国理解の諸相に関する研究を進めています。
高橋 未来 唐代文学、特に晩唐に活躍した詩人杜牧について、杜牧が著した『孫子』注釈書に見られる思想と文学作品との関連や、政変に対する彼の処世態度などを研究しています。また、唐・宋時代の詩詞に使用される俗語に着目し、それぞれの用法や変遷についても研究を進めています。

 

英語英米文学教室

田中 孝信 18世紀から現代に至るイギリス小説に見られる階級・ジェンダー・人種といった「他者」を巡る問題を研究しています。それとの関連で、文学テクストと大衆メディアとの関係も研究対象としています。
豊田 純一 認知言語学と歴史言語学と文化人類学を中心に、言語変化における認知・社会的要因、人々の世界観の移り変わりが言語の変化を通してどのようにみられるかなどを研究しています。
リチャーズ イアン 英語圏の文化研究。文化事象を広くとらえ、ことばと文化の関係を研究しています。
古賀 哲男 詩(うた)とは何か、文学(フィクション)とは何か、という問いをアメリカのロマン派詩人から、今日のポストモダンな作家に至る射程で研究しています。また、カナダも含む北米の芸術・文化論も研究対象としています。
内丸 公平 シェイクスピアを中心としたルネサンス演劇、およびシェイクスピア作品のアダプテーション研究をしています。また、日本の英語英文学教育史の研究にも取り組んでいます。

 

ドイツ語フランス語圏言語文化学教室(ドイツ語圏言語文化)

髙井 絹子 20世紀のドイツ語圏文学、とくに戦後の社会的状況と文学の関係について関心があり、バッハマンやハウスホーファーら女性作家の作品を主な研究対象としている。
長谷川 健一 18・19世紀の文化と文学(作家で言えば、ゲーテ、ユング=シュティリング、ノヴァーリス等)を、その歴史的・社会的背景も含め、総合的に研究している。
信國 萌 ドイツ語学の分野で、現代ドイツ語の形容詞と構文の統語論的・意味論的関係を中心に研究を行う。特に、事象や命題を表す語句と形容詞の関係に関心を持っている。

 

ドイツ語フランス語圏言語文化学教室(フランス語圏言語文化)

福島 祥行 社会応用言語学(コミュニケーション論、社会的相互行為論、相互行為分析、文法、協働学習、ポートフォリオ、弱いロボット、複言語・複文化理念、コミュニティ創発)、野外演劇論、フランス語圏学などについて研究しています。
白田 由樹 フランス語圏文化学、とくに19世紀末のフランスにおけるジェンダーや人種の表象から女優サラ・ベルナールを研究対象としてきました。また、近年は他分野・他領域の研究者とも協働しながらベルギーにおけるアール・ヌーヴォー運動の研究を行っています。
原野 葉子 ボリス・ヴィアン、コレージュ・ド・パタフィジック、潜在文学工房を中心とした20世紀文学および文化研究が専門ですが、暴力と表象(あるいは戦闘する芸術)について、二度の世界大戦と文学について、さらには空想科学も含めた科学・技術と芸術の関係についても研究を進めています。
大山 万容 20世紀末にフランス語圏ヨーロッパで生まれた複言語主義(plurilingualism)の考え方を中心に、子どもから大人までを対象にした外国語教育を研究しています。複言語教育の中でも「言語への目覚め活動」や「統合的教授法」と呼ばれるアプローチや、社会言語学の手法を用いた「視覚的言語自伝」、言語景観を用いた教育などの研究を進めています。

 

言語応用学教室

山崎 雅人 言語構造論、言語情報論。言葉の仕組みを様々な面から論じます。日本語とアジアのいくつかの言語の間で類似性が見出せ、たとえば「試しにする」という意味で日本語では「~してみる」という視覚動詞を用いた表現形式があります。アジアには広く同様の形式が見られ、それらが個々にどのような特徴を持つかなどを考察しています。
田中 一彦 言語意味理論、言語運用論。英語と日本語の時制・相に関わる問題の比較研究を行っています。とくに、間接話法構文と時の副詞節中の時制のふるまい方を中心に考察しています。
辻 香代 第二言語習得論・英語教育学を専門とし、本学の言語教育論や英語教育関連の授業を担当しています。また、母語と外国語の相乗効果を狙う「ことば」の教育、および、母語使用と機械翻訳を融合した外国語ライティング教育などに関する研究を進めています。
小倉 雅明 英語の辞書やその歴史に主な関心があります。具体的には18世紀英国の辞書編纂家・文筆家であったSamuel Johnsonの文体や言語的な特徴に興味があります。とくに、Johnsonが『英語辞典』(1755)を編纂していた時期に刊行した定期刊行物、The Ramblerにおける彼の言語使用について、文法の観点から後期近代英語と照らし合わせてどのような特徴をもつか、その言語使用がどの程度規範的であったか(あるいはなかったか)について探っています。

 

文化構想学科・文化構想学専攻

表現文化学教室

野末 紀之 19世紀末文化論、身体・セクシュアリティと芸術表現
高島 葉子 比較文学・比較文化、民間説話・民間伝承(特に妖精伝承)の比較文化的研究。
増田 聡 ポピュラー音楽研究、大衆文化研究、文化所有論(著作権、作者論など)
海老根 剛 文化理論、映像論、ドイツ研究、表象文化論。

 

アジア文化学教室

多和田 裕司 文化人類学を専門にしています。東南アジア、とくにマレーシアをフィールドとして、現代社会における文化や宗教のありかたや多文化共生社会の課題など、文化を応用的観点からとらえたいと思っています。
堀 まどか 日本文化研究や日本語文学研究を国際的な観点からおこなう研究をしています。比較の視点をもって、日本をアジアのなかの地方として把握し、文芸文化の交渉の歴史や実態について研究しています。
宋 恵媛 朝鮮半島に住む人々、そして日本を含む世界各地に散らばるコリアンディアスポラたちの文化を研究しています。声を奪われてきた周縁の人々の言葉、文学、歴史を新たに掘り起こすことを目指しています。
王 静 現代の中国茶、台湾茶を研究対象にしています。国家の政策や企業の経済活 動、社会の観光化、愛好者らの実践などが「茶文化」にもたらす変容と創造の 過程を、フィールドワークをもとに明らかにしようとしています。

 

文化資源学教室

小田中 章浩 表象文化論、特にフランス演劇・西洋演劇に関する比較演劇史的な研究、演劇的な表現の特色に関する考察を中心に研究を行なっています。「舞台芸術文化論」「舞台文化資源論演習」などの科目を担当します。
菅原 真弓 日本美術史、特に近世・近代の浮世絵版画の研究、文化資源論、博物館学を中心に研究を行なっています。大学の教員になる前は、学芸員として美術館に勤めていました。「文化資源基礎論」「視覚文化資源論演習」などの科目を担当します。
天野 景太 観光学、特に都市における観光、新しい観光スタイル、メディアと観光行動の関係などを、社会学・文化論的な視点から解読する研究を中心に行なっています。「観光文化論」「地域文化資源論演習」などの科目を担当します。
沼田 里衣 臨床音楽学、特に音楽療法や即興音楽の可能性について研究を行なっています。神戸を中心に「おとあそび工房」など、音楽を題材としたワークショップを企画・実践中です。「文化デザイン論」「音楽文化資源論演習」などの科目を担当します。