文化構想学科

文化構想学科について

文化は創造力や感性を育むことで豊かな人間性を涵養するとともに、来たるべき社会の新たな価値を創出し、他者との共感を通した相互理解を促進することで、共生的社会の基礎を形作ります。文化構想学科は、従来の学問分野からはこぼれ落ちてしまいがちな文化的事象をも積極的に考察対象とすることで、現代社会で必要とされる文化への深い理解を養います。また、そうした深い知見に根ざしつつ、多様な文化的事象を社会のなかで積極的に活用することで、現代社会が抱える諸問題の解決に取り組み、21世紀型成熟社会を文化の面から担う人材を育てます。

コース紹介

 

表現文化コース

表現文化コースとは

表現文化コースは、現代社会の文化現象を「表現」という切り口から考察・研究するコースです。表現文化コースが提供するプログラムの特色は、現代社会の多様な文化現象における「表現」あるいは「表現する行為」に注目し、それを「表現の歴史」、「表現が生み出される場としての社会」、そして「表現に形を与えるメディア」の三つの観点から多面的に考察する点にあります。表現文化コースでは、現代文化の理論と実践に精通した学生を養成します。

表現文化コースについて

 

表現文化コースの学び

  • 2回生の学び
    少人数の基礎演習で様々なジャンルの作品分析の基礎的訓練を行うと同時に、資料の扱い方、ディスカッションの仕方など学問的コミュニケーションスキルを習得します。また、「文化理論」「表象文化論」「ポピュラー文化論」「比較表現論」「テクスト文化論」の知識を身に着けます。
  • 3回生の学び
    専門性の高いテーマを扱う演習やコ・ティーチングによる演習で、多様な視点から問題を把握、議論する能力を養います。また、卒業論文準備のための授業をとおしてテーマを絞り、論文の書き方を学びます。
  • 4回生の学び
    これまでの学びを活用しつつ各自の関心に基づいて卒業論文を執筆します。

メッセージ

表現文化コースでは自分の「好きなこと」を研究できますが、「好きなこと」を研究することほど難しいことはありません。そのためには、自分を厳しく相対化する視点の獲得が不可欠だからです。表現文化コースでは、「文化」とその「表現」に関わる問題に、旺盛な好奇心と主体性をもって取り組む意欲のある学生を歓迎します。そのような人にとって、表現文化コースは、知的刺激に満ちた3年間を過ごせる場所となることでしょう。

表現文化コースの刊行物

『表現文化』

表現文化学専修・表現文化コースでは、教員や大学院生からなる表現文化学研究成果を発表する学術誌として査読誌『表現文化』を刊行しています。『表現文化』は機関リポジトリで公開されています。

表現文化コースの関連リンク

 

アジア文化コース

アジア文化コースとは

アジア文化コースは、アジアの文化的ダイナミズムをテーマとする総合的なコースです。アジアにたいする深い理解と共感、現代の文化状況への鋭い感性、文化にアプローチするための専門的な知識などをもとにしながら、それぞれの地域や社会の特性に応じた文化の活用を考えていきます。

アジア文化コースについて

 

アジア文化コースの学び

アジア文化コースの学びの中核となるのは「選択必修科目」の授業です。本コースの基礎的な学びのあり方を理解する「アジア文化基礎論」とともに、アジア文化コースの4つのキーワードである「地域」「共生」「比較」「伝統」に対応した科目が提供されています。アジア文化の豊かさ、奥深さ、新しさに触れて下さい。

メッセージ

アジアに関心がある皆さんを歓迎します。アジアの料理が好き、アジア映画をよく見る、アジアに旅行に行ったことがある・・・等々、アジアへの関心はどのようなものでも構いません。アジア文化コースの教員が、皆さんが抱いている個人的な思いを、アカデミズムの枠組みのなかであらためてとらえ直すことができるように支援します。一緒に学びをたのしみましょう。

アジア文化コースの関連リンク

 

文化資源コース

文化資源コースとは

文化資源コースは、2019年度から始まった新しいコースで、コース名となっている「文化資源学」という領域自体も、21世紀に入ってから本格的に注目がなされるようになった新しい学問です。「資源」というと、皆さんは石油や鉄鉱石や森林(天然資源)、あるいは古新聞やペットボトル(資源ゴミ)などを連想するかもしれません。すなわち資源とは、人々の生活や社会活動をより豊かにするために有効に活用することができるものを指します。この意味で、「文化資源」とはあらゆる文化的な所産に「価値」を見出し、文化を社会の中で積極的に活用するための理論や実践について学びます。

文化資源コース

 

文化資源コースの学び

文化資源コースの大きな特徴は、座学による学びだけでなく、実践的な取り組みに関わることを通じて、文化資源の力を引き出すための感性と技能を体験的に学びます。

  • 2回生の「視覚文化資源論演習・実習」では、アートイベントの企画と実践に関するプロジェクトを実施します。「地域文化資源論演習・実習」では、観光まちづくりやツアープランの企画や地域づくりの現地調査を行ないます。
  • 3回生の「音楽文化資源論演習・実習」では、多様な立場の人々が参加する音楽ワークショップを体験します。「舞台文化資源論演習・実習」では、小規模な劇を制作・上演します。
  • 4回生では、これまでの学びの集大成として自らテーマを選定した上で卒業論文を執筆します。

メッセージ

第一に、文化資源コースが対象とする「文化」は、非常に幅広いです。スタッフが過去に指導した卒業論文のテーマも、演劇論や美術史、観光に関連するテーマのみならず、クラブイベント、プロスポーツチーム、音楽フェス、食文化の国際比較、ゆるキャラ、恋愛論、幸福論、ビデオゲームの作品分析、現代ギャルファッション、お笑いコントに至るまで、多種多様です。また教員の出身も、芸術学、歴史研究(美術史)、社会学、教育学(人間表現論)と多岐にわたりますので、多様な視点からの指導が可能です。自らが打ち込むと決めたテーマについて、真剣に「ガクモン」することへの意欲を持った皆さんを歓迎しています。
第二に、文化資源学という領域、および文化資源コースは、まだまだ未開拓な新しいフロンティアです。そこに降り立ち、教員とともに切磋琢磨しながらパイオニアたろうとするチャレンジングな精神をもった皆さんが、本コースを選択されることを期待しています。

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