地域貢献・高大連携

地域貢献・高大連携

大阪公立大学大学院文学研究科・文学部では、2008年に学術憲章を制定し、人材育成、学術研究と並んで社会・地域貢献を文学研究科・学部の果たすべき第三の使命として設定しました。

地域貢献・高大連携

 

 

生涯学習(公開講座等の市民向け講座の企画/講師派遣等)

大阪公立大学が母体となった市民向け講座に文学研究科教員が講演者として登壇しています。その中心が2007年から近鉄文化サロンと大阪市立大学の共催で行われるようになった「近鉄文化サロン阿倍野」の講座と、長い歴史を持つ「大阪公立大学文化交流センター」(梅田)の講座です。語学、歴史、文学、演劇、メディア、教育、建築、異文化、社会問題など、広範囲にわたるテーマにかかわって出講しています。

文楽の太夫や人形遣いの方々に出講いただく「上方文化講座」も毎年、好評を博しています。「文化人材育成プログラム」では、ボランティアガイドの方々のスキルアップをはかる講座を開設しました。

高大連携

大阪公立大学が8月に開いているオープンキャンパスでは、文学部全体や各コース別の説明会を開催し、入試や大学での教育・研究・生活の情報を高校生や保護者のみなさんにお伝えしています。

また、高校で開催される大学説明会などで教員が出張講義を行っています。詳細は下記の大学全体の出張講義のサイトをご覧ください。

出張講義について

その他、本学に直接来校して研究室を訪問することをご希望になる場合、高校のご担当者の方は、以下の「研究室訪問申込書」に必要事項をご記載の上、メールにてお送りください。

研究室訪問申込書

研究活動を通じた社会貢献(人文選書/共同研究/マスコミへの発信/イベント等)

文学研究科では、一般の方々に研究成果を広く知っていただくために、『人文選書』シリーズ(和泉書院)、『文学研究科叢書』シリーズ(清文堂)を刊行しています。また大学以外の機関との共同研究を進め、とりわけ「博学連携」(大阪公立大学と、地方独立行政法人大阪市博物館機構所属の博物館群、及び、一般財団法人大阪市文化財協会との研究・社会貢献分野での連携)における中心的な役割をはたしています。

マスコミなどへの情報発信、各種イベントの企画・実施、さらには政府機関や自治体などの委員への就任、社会・地域貢献に直結する論文作成などに積極的に取り組んでいます。

上方文化講座

上方文化講座は2004年度より開設された文学部の特別授業科目です。大阪の地に歴史的に育まれた文化、わけても伝統芸能「文楽」に光をあて、学問的体系のもとに学ぼうとするものです。
その第一の特色は、文楽界の中核を担う名手、竹本津駒大夫(太夫)・鶴澤清介(三味線)・桐竹勘十郎(人形遣い)の三師を学外非常勤講師としてお迎えし、文学研究科スタッフとの共同作業により授業を組み立てていく点にあります。さらに第二の特色は、それが文学部の正規の授業科目であるとともに、一般市民にも公開して行われる点です。大阪市設置の公立大学に相応しい、教育・研究・社会貢献の三者が一体となった事業として、従来の公開講座の類とは一線を画した内容を有しています。

大阪文化ガイド+(プラス)講座

大阪文化ガイドプラス講座

 

 

ボランティアガイドのさらなるスキルアップをめざして

大阪市立大学文学部では、平成27(2015)年度から社会人等、本学の学生以外の方を対象に、地域文化を担う人材を養成する「文化人材育成プログラム」を開始しました。そして2022年度以降もこのプログラムを継承します。
その第一弾となる「大阪文化ガイド+(プラス)講座」は、大阪で地域ボランティアに携わっている方々の大阪文化に対する理解の深化と発信能力の向上とを主たる目的として開設されたものです。大阪文化を体感できる実践演習形式の授業を中心に、4科目を基本構成とする充実したプログラムを提供します。
本プログラムを修了した方には、本学より履修証明書が交付されます。

是非その魅力を感じていただき、プログラムへの参加をご検討ください。履修生の募集の詳細、開設科目の詳細等につきましては、NEWSにおいて順次お知らせします。

 

公大授業

文学研究科・文学部では、2008年から「大阪市立大学文学部授業」を高校生向けに開催し、現在も、「大阪公立大学文学部授業」(略称「公大授業」)として継続しています。これは文学部の授業の実際を高校生に知ってもらい、その進路選択の参考にしてもらうためのものです。教員がそれぞれの専門をもとにした授業を行います。授業後は文学部・文学研究科教育促進支援機構(教員と学生の共同組織で学生の教育研究生活支援を行っています)で活動する現役大学生と、授業に参加した高校生の懇談会が開かれ、好評を博しています。

市大授業