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2023年12月28日

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2024年度「大阪文化ガイド+(プラス)講座」の受講者を募集します

 大阪公立大学文学部では、地域の皆さん、特にボランティアガイド等で活躍されている方を対象とした講座「大阪文化ガイド+(プラス)講座」を開講しています。これは、大阪の歴史・文化・観光などに関する文学部の授業を体系的に履修していただくことを通じて、大阪の歴史・文化への理解を深めていただいたり、観光コミュニケーションにおける技術の向上を目指していただくプログラムです。2015年度より講座を開始し、これまでに多くの皆様に受講いただきました。是非その魅力を感じていただき、プログラムへの参加をご検討ください。

 

講座の説明会を実施します

 講座担当教員の天野景太(文化構想学科文化資源コース)による講座の詳細に関する説明会を開催します。お気軽にご参加下さい。事前予約は不要です(直接会場にお越し下さい)。説明会終了後、各種質問、個別相談に応じます。

・説明会の日時 202424日(日) 14時~1530

・説明会の場所 大阪公立大学杉本キャンパス 1号館126教室

 【キャンパスマップ】

https://www.omu.ac.jp/about/campus/sugimoto/

 

講座内容

 1年間(2年まで延長可)のうちに開講される全9科目のうち、4科目を選択し、受講(履修)していただくことを基本とします。追加履修料を支払っていただくことにより、5科目以上の受講も可能です。それぞれの科目で、合格に値する評価を修めた場合、プログラムの修了を大阪市立大学文学部として認定し「履修証明書」を交付します。履修証明書は「大阪文化ガイド」に関する一定の知識や技能を獲得したことの証明になります。

 

募集人数

15名程度

 

出願資格

以下の(1)から(5)のいずれかの資格を満たすことが条件です。

(1) 高等学校(中等教育学校の後期課程、または左記に準じる外国の教育機関を含む)を卒業した方。

(2)1)と同等以上の学力を有する方。

(3) 高等学校(中等教育学校の後期課程、または左記に準じる外国の教育機関を含む)を20243月に卒業見込みの方。

(4) ボランティアガイドの経験を有する方。

(5) 本学部において、個別の入学資格審査により、上記と同等以上の学力があると認められた方。

 

履修料など

・基本履修料 40000

・追加履修料 1科目につき10000円増額

・学生教育研究災害傷害保険料 1年間につき1340

*入学金は徴収しません。

*実験実習費・テキスト代等として、別途実費を徴収する場合があります。

*一旦受理した履修料等は払い戻しいたしません。

 

2024年度開講科目

特別講座『古文書読解(初級)』 選択|講義|92月 毎月曜 1315分~1445

 江戸時代の古文書を読解する科目です。大坂で合薬屋を経営する有力な商人であった、吉野五運に関する史料を読んでいきます。くずし字が読めるようになることに重点を置きますが、読解した文章の内容を理解することを通じて、その史料が作られた目的や意義など、史料自体に込められた意味についても考えていきます。

 

『観光文化論』 必修|講義|48月 毎木曜 1315分~1445

 現代観光の文化的特徴について、事例に基づきつつ考察していきます。特に、地域独自の食や文化遺産を活用したり、サブカルチャーや昭和レトロなどの現代の都市文化の活用、学習や異文化交流を重視する新しい観光文化の展開(ニューツーリズム)について、大阪をはじめとする近畿圏の事例も紹介しつつ、読み解いていきます。

 

『総合文化実践演習』 選択|演習|9月~2月 毎木曜 1315分~1445

 大阪市およびその周辺(参加者各自の地元など)を題材として、観光ガイドを通じたコミュニケーションをシミュレーションしたり、観光ガイドマップを作成したり、観光モデルコースをデザインしたり、といった実践を通じて、地域を訪れる観光客に対して、地域の文化的魅力を効果的に呈示するためのノウハウを、実習形式で学んでいきます。

 

『大阪の歴史演習』 選択|演習|9月~2月 不定期木曜 1045分~1215分 および不定期土曜日の現地実習

 大阪の歴史とその魅力の発信に関心をもつみなさんを対象に、日本史コースの教員5人による古代から近現代までの大阪の歴史について理解を深めるための現地講義(土曜日を予定)5回と、履修者の関心に即して対象とする地域や歴史遺産を選び、そのガイドプログラム企画を作成する実践的なトレーニングを行います。

 

『日本文化発信のための英語』 選択|演習|9月~2月 毎月曜 9時~1030

 日本の文化や宗教に触れながら、外国人観光客の目線で大阪の観光を軸に、英検2級程度の英語を用い、日本文化を発信する方法を考察します。講義では、観光のコミュニケーションについて考究しながら、英語表現のスキルを上達させます。学外の実習では、各人がガイディングを想定した発表を行います。英語話者を招致するワークショップでは、細かなニュアンスを的確に伝えたり、日本文化を魅力的に伝えるテクニックを習得します。これらを通して、各人の英語ガイディングやスピーチのスタイルを構築するサポートをします。

 

『英語で学ぶ日本事情』 選択|演習|9月~2月 毎月曜 15時~1630

 英語の文献を用いて、日本の文化や文学について読み解いていく科目です。授業は英語で行われ、英語での発表や資料の準備が求められます。日本人にとってはなじみ深い日本文化について、英語で読解、表現するためのスキルの向上を目指す科目です。

 

『歴史のなかの大阪』 選択|講義|9月~2月 毎月曜 1045分~1215

 都市としての大阪は、古代から近現代までの多様な人びとの生活と社会関係が広がる中で、大きく変化してきました。私達が目にする現在の街並みはその延長線上にあります。個の科目では、大阪とその周辺地域に残る豊富な史料や歴史的痕跡を手がかりとして、都市大阪の歴史と文化、民衆生活の展開などを通時代的に学びます。

 

『観光研究入門』 選択|講義|4月~8月 毎水曜 1315分~1445

 「観光」とは何か、観光の歴史と現在、現代観光を支える社会・文化的な背景、観光政策と観光まちづくりのあり方、観光を科学的に分析するときの視点など、観光を社会現象として位置づけ、総合的(幅広い視野から)かつ相対的(距離を置いて)に捉えるためのセンスを養います。

 

『観光と文化』 選択|講義|9月~2月 毎水曜 1315分~1445

 さまざまな国や地域の文化(生活様式、風俗、宗教、サブカルチャーなど)は、自然景観と並び、観光の主要な対象として着目されていますが、それらが観光客にどのように呈示・消費されているのかを考えます。併せて、テーマパークやリゾートなど、集客のために新たに創造された文化のあり方についても、歴史的な視点から考えます。

 

1年間で必修科目1科目、選択科目3科目を履修することを基本とします。ただし、選択科目は4科目以上履修することも可能です。なお、1科目は週190分の授業を原則15回行うのが標準です。開講科目・開講日時は変更となる場合があります。全ての科目は杉本キャンパスにおいて開講します。

 

選考方法

書類審査および面接により行います。

・出願期間:2024213日(火)~221日(水)

・面接集合日時・場所:202434日(月)13時から順次

・合格者発表:2024321日(木)以降、郵送で通知します。

・合格者ガイダンス:202443日(水)14時から15時まで(予定)

 

願書の入手方法

出願を希望される方は、以下の方法で願書を入手してください。

(1) 杉本キャンパスの学生サポートセンター1階の文学部受付にて配布しています。

(2) 上記の説明会において配付します。

(3) 遠隔地等の理由で、郵送による送付を希望する場合、以下の手順で下記住所まで請求してください。出願締切日までの期間、随時受付します。

 ① 封筒の表に赤色で「2024年度大阪文化ガイド+講座 願書請求」と記入し、裏には差出人の郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入。

 ② 210円分の切手を貼り、受取人の郵便番号、住所、氏名を明記した返信用封筒(角形2号:24.0cm33.2cm)を同封。

*請求先宛名

 〒558-8585 大阪府大阪市住吉区杉本3-3-138

        大阪公立大学学生サポートセンター文学部文化人材プログラム事務局

 

出願手続き

受験希望者は、願書に付属する払込用紙等を用いて検定料を納付し、出願書類等の書類を取りそろえ、出願期間中にレターパックライトにより送付してください。

 

*パンフレットはこちらから