お知らせ
2025年9月30日
- 社会連携
- 研究
- 国際
- お知らせ
- イベント
- 大学院
大阪公立大学文化資源学会日韓交流シンポジウム 開催のお知らせ
大阪公立大学文化資源学会日韓交流シンポジウム
福祉・医療・教育に果たす音楽の役割
開催趣旨
近年、音楽は、医療・教育・福祉など様々な領域での具体的な効果が指摘されています。たとえばリハビリテーションにおける身体機能の改善や教育現場での子ども同士の関わりの促進、地域社会における孤立防止や交流の創出など、音楽は人と人をつなぎ、共に取り組む基盤を築く可能性を持っています。
本シンポジウムは、大阪公立大学大学院文学研究科文化構想学専攻文化資源学専修、同大学大学院リハビリテーション学研究科、韓国・大邱韓医大学中等特殊教育学科の協力により開催されます。発表では、次のテーマを取り上げます。
- コミュニティ音楽療法の実践(地域や集団の中で音楽を共有する取り組み)
- 発達性協調運動障害(DCD)に関する国際的な取り組み(手や体の動きを計画的に行うことが難しい発達障害支援に関する世界の研究動向)
- リハビリテーション領域における音楽研究(音楽を活用した身体機能回復や生活改善の試み)
- 韓国の音楽療法の現状と特別支援教育への可能性(教育現場における応用の展望)
- 韓国の特別支援教育の現状と課題(制度や実践の最新動向)
本シンポジウムのねらいは、日韓それぞれにおける音楽の活用の現状を紹介し合い、互いに学び交流することにあります。教育・医療・福祉など多様な領域における実践や研究を国際的な視点から共有し、音楽が果たす役割を広く考えることで、今後の展望を共に探る場とすることを目指します。
開催概要
日時:2025年11月28日(金)13:00〜
会場:大阪公立大学森之宮キャンパス 11階1138室(文化構想共同実習室)
主催:大阪公立大学文化資源学会(文学研究科文化資源学専修)
共催:大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科/大邱韓医大学中等特殊教育科
後援:奈良県日韓親善協会・NPO 法人 全日本障害者音楽連盟
協力:極東大學校再活相談治療学科
プログラム
- 開会挨拶
- 報告
・沼田 里衣 (ぬまた・りい)准教授(大阪公立大学大学院文学研究科文化構想学専攻文化資源学専修)
「日本におけるコミュニティ音楽とあそび」
・井上 貴雄(いのうえ・たかお) 講師(大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科)
「音楽的刺激の治療的エビデンスと活用について」
・朴 善姫 (パク・ソンヒ)教授(大邱韓医大学中等特殊教育科)
「韓国における音楽療法の現状と特別支援教育への応用可能性の検討」
・島本 淳子(しまもと・じゅんこ)(大阪公立大学文学研究科文化構想学専攻文化資源学専修博士後期課程3年)
「発達性協調運動障害支援に関する国際的動向とピアノ学習の可能性」
・鄭 恩智(チョン・ウンジ)(大邱韓医大学大学院特殊教育学科修士課程2年)
「韓国における特別支援教育の現状と課題」
- ディスカッション
- 閉会の辞