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2025年12月26日

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文学部・文学研究科OPC&OPF「ようこそ知の森へ」を開催しました

 文学部・文学研究科では、20251129日(土)・30日(日)に、森之宮キャンパス学舎1112階で「文学部オープンキャンパス」と「文学研究科オープンファカルティ」を同時に開催しました。

 

01_文学部説明会

 オープンキャンパスでは、高校生を対象に、文学部の概要と魅力を紹介する「文学部説明会」のほか、各コースによる説明会、個別相談、模擬授業、研究室見学、留学体験談や、文学部教育促進支援機構による学生企画「文学部EXPO」(展示・動画上映)などを行いました。2日間の来場者数は250人以上となり、多くの皆さんに新しいキャンパスでの学びについて体感してもらうことができました。

 また、オープンファカルティでは、大学院への進学を希望される方を対象とした専修別の相談のほか、一般市民も参加する形で各種のシンポジウム、フォーラムも開催しました。

 

 まず1129日の午前に行われた「金石範生誕100年記念シンポジウム」には、国内外から学生・院生、研究者、市民が参加し、金石範文学の軌跡と現在的意義について活発な議論が交わされました。各セッションでは、森之宮や猪飼野と朝鮮人、済州島43事件の記憶、在日朝鮮人文学の位置づけ、他の在日作家との影響関係、二言語作家としての側面など、多角的な視点から報告と討論が行われました。また、詩人・金時鐘氏の講演は、多くの聴衆に深い感銘を与えました。会場は満席となり、オンライン参加を含めて200名以上が参加する盛会となりました。

02_金石範シンポジウム写真20251129

 

 1129日の午後に行われた「森之宮移転4部局合同研究フォーラム2025:冒険、知の森へ」では、森之宮キャンパスに進出した文学研究科、生活科学研究科・食栄養学科、リハビリテーション学研究科、国際基幹教育機構に所属する教員・大学院生による研究発表が行われました。「人間行動」「健康」「心」「文化」の4側面から、Well-Beingに関する最新の研究が報告されました。分野融合セッション「生きる力を拓くWell-Being学:知の森からの挑戦!」では、異なる研究分野からの報告と議論を通して、様々な方向からWell-Beingの問題にアプローチすることの重要性が、来場者の間で共有できました。全体で、のべ100人以上が参加しました。

03-01_合同研究FORUM分野融合セッション03-02_合同研究FORUM個別セッション0103-03_合同研究FORUM個別セッション02

 

 1130日の午前には、大阪公立大学・戦略的研究の共同研究グループによるシンポジウム「大阪の歴史文化研究・多文化共生の拠点構築を目指して」が開催されました。研究代表者である岸本直文教授による講演「大阪の地形の推移と都市形成過程」では、淀川・大和川という二大河川と大阪湾の結節点である都市大阪が、水運や交易・国際交流などと深く関わる形で形成・展開した長期的な歴史が明らかにされました。また、イリノイ大学のロドリック・ウィルソン教授が、江戸・東京の水運や水辺空間・水環境について研究する立場からコメントを行い、以上を受けて、大阪の歴史を研究している日本史教員3名も加わって、都市大阪の歴史的形成と水運に注目したその特性について活発な議論が行われました。多くの一般市民の来場者もあり、100人ほどが会場を埋める盛況ぶりでした。

 04_20251130大阪シンポ(OPF)岸本直文教授の講演

 

 1130日の午後には、人文学学際研究センター(HIRC)が、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の東アジア・太平洋地域研究センター(CEAPS)の5人のゲストをお招きして国際シンポジウム「持続可能な政治・社会・文化の創造を目指して―日本文化の国際性を軸に―」を開催しました。マシュー・ウィンターズCEAPS所長のほか、ロバート・ティアニー、ロデリック・ウィルソン、ジャン・ピエロ・ペルシアーニ、軍司直子の各氏が日本の政治・思想・都市・文化などに関する報告を行い、文学研究科の山﨑孝史・堀まどか・佐賀朝・久堀裕朗・菅原真弓の各氏がコメントし、日本文化の国際性をめぐる議論が多彩に展開されました。一般参加や学生も含めて、50人ほどの参加があり、英語・日本語による発表と質疑に熱心に耳を傾けてくれました。

05_イリノイ大学CEAPSとHIRCの国際シンポ

 

 以上のように2日間で多彩なイベントを開催し、高校生・保護者や大学生だけでなく、研究者や多数の一般市民の皆さんの参加も得て、森之宮を拠点とした文学研究科や関係部局による学際的な取り組みのスタートを広くアピールする機会とすることができました。文学研究科は、今後もHIRCを基軸として学際研究や国際共同研究、さらには社会共創事業などを多彩に展開していきます。ぜひともご期待ください。