診療分野(骨・内分泌内科)
診療分野(骨・内分泌内科)
当科では内分泌、骨代謝、電解質異常、代謝疾患(高尿酸血症を含む)に至る幅広い診療を行っています。その過程で、専門医や学位の取得を目指します。
対象疾患
当科では、内分泌・代謝疾患、骨代謝疾患の診断・治療を行っており、以下のような様々な疾患を経験することが出来ます。
内分泌・代謝科疾患 骨代謝疾患の各分野の対象疾患
内分泌代謝関連の対象疾患(詳細)
視床下部・下垂体疾患
- プロラクチノーマ、ラトケ囊胞、Empty Sella症候群、Sheehan症候群、汎下垂体機能低下症、自己免疫性下垂体炎、ACTH単独欠損症、SIADH、尿崩症、クッシング病、先端巨大症など
甲状腺・副甲状腺疾患
- バセドウ病、橋本病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、甲状腺クリーゼ、甲状腺腺腫、腺腫様甲状腺腫、甲状腺癌、バセドウ眼症、薬剤性無顆粒球症、原発性副甲状腺機能亢進症、副甲状腺癌、二次性副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症など
副腎疾患
- クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、副腎非機能性腺腫、副腎悪性リンパ腫、原発性副腎機能低下症, AIMAH, PPNADなど
多発性内分泌腫瘍症候群
- MEN1型、MEN2A型など
電解質異常
- Gitelman症候群、Barter症候群、SIADHなど
代謝疾患
- 高尿酸血症(痛風疾患)など
糖代謝異常
- インスリノーマなど
診療体制
当科では、指導医・主治医・担当医の3人一組を基本とした診療を行っています。後期臨床研修医(大学院生・レジデント)は主に主治医として、初期臨床研修医は主に担当医として、診療にあたります。指導医の先生が、常に主治医、担当医と密接に連携し、アドバイス、診療を行うことで、チーム医療を実践し、充実した指導体制を整えています。
さらに、骨・内分泌内科カンファレンス、生活習慣病・糖尿病センター、腎臓内科との3科合同カンファレンス、教授回診を通じ、多角的なアプローチで症例に対し治療方針を決定しています。
ある専攻医(卒後3年目)の1週間
画像診断技術の取得
当科は、甲状腺疾患の診療・研究を行っています。毎週木曜日には甲状腺エコーを行っています。
専門医・認定医の取得
大学病院ならではの様々な症例を経験することで、内分泌代謝科専門医、甲状腺専門医、老年病専門医を取得することができます。さらに、当教室では、生活習慣病・糖尿病センターが併設されており、糖尿病専門医を取得することができます。また、日本骨粗鬆症学会認定医、日本痛風・核酸代謝学会認定痛風医を取得することも可能です。