シンボルマーク

“代謝内分泌病態内科学・腎臓病態内科学(第二内科学教室)のシンボルマーク“について

私たちの教室-代謝内分泌病態内科学・腎臓病態内科学(第二内科学教室)-は、糖尿病をはじめとしたさまざまな代謝性疾患、内分泌疾患、腎疾患と幅広い分野で診療、教育、研究を行っています。単一単独の臓器のみを専門分野とするのではなく、むしろ全身諸臓器を広く探求し、その相互連関も重要視した診療・研究を行っています。
現代医学の父(医聖)とも呼ばれるヒポクラテスは、初めて臨床医学の心について語った医師ともいわれ、その教えの一つとして『ヒポクラテスの誓い』が有名です。2500年前、ヒポクラテスは、大きな鈴懸(プラタナス:広い葉という意味の学名)の木陰で地中海の暑い日射をさけながら、多くの弟子たちに医学の本質を教え導いたと伝えられ、この木は『ヒポクラテスの木』とも呼ばれています。
私たちの教室の第三代教授森井浩世先生は、新入医局員にはこの『ヒポクラテスの誓い』をもちいて医師としての心構えを説かれました。現在、この教えをうけたメンバーやその孫弟子メンバーが、私たちの教室で活躍しています。
私たちは、糖尿病学、代謝学、内分泌学、腎臓病学の4つの領域で大きく広い葉をひろげ、Spirits, Passion, Team の3つを心中に大切にしながら、『ヒポクラテスの木』の故事のように、先輩から同胞、そして後輩へとつながり、大きく躍動していきたい、そんな想いをこめて、ヒポクラテス(プラタナス)の樹の葉をモチーフに、3つの想いを抱き、躍動するヒトをイメージした新たな教室のシンボルマークを創りました。

(令和5年11月25日 教授 繪本正憲)