教授挨拶

教授あいさつ

第二内科学教室は、昭和25年10月に初代教授石井潔先生(昭和25年~昭和38年)により開講され、その後、第二代教授和田正久先生(昭和39年~昭和59年)、第三代教授森井浩世先生(昭和59年~平成11年)、第四代教授西澤良記先生(平成11年~平成22年)、第五代教授稲葉雅章先生(平成22年~令和2年)へと継承されてきました。平成12年、西澤良記先生の時代には大学院の再編成により第二内科学教室から代謝内分泌病態内科学・腎臓病態内科学へと再編成されております。令和2年4月、この伝統ある内科学教室-代謝内分泌病態内科学・腎臓病態内科学-の教授を拝命するにあたり、身の引き締まる思いと責任を感じております。

私たちの教室は、糖尿病・代謝内分泌疾患・代謝性骨疾患・腎臓疾患とその関連疾患を診療と研究の主な対象としてきました。これら疾患の本質-病因と病態-とその治療学を追求し、また、単に疾患や個々の臓器障害のみならず、常に全身性疾患として捉えること、そして、何よりも“人”を“診る”ことが大切であるとの理念のもと、診療、研究、そして教育に邁進してきました。このような素晴らしい内科学教室の神髄を継承し、さらに、『人間味あふれる科学的思考のできる内科医 Scientific Physician with Humanity』の育成をめざして、新たな診療・研究にも挑戦していきたいと考えております。

この春、新型コロナウィルス感染症のパンデミックの厳しい状況に遭遇し、あらためて医学・医療に携わるものとしての責務とその厳しさを感じざるをえません。一方、これから大輪の花を咲かせようとする若手医師の熱意と行動には明るい未来が待っていると強く信じ、ともに歩んでいきたいと心より願っております。

厳しくもやりがいある私たちのプロフェッショナルな仕事!
日々ともに学び、探究し、そして、時に遊び
高い志をもつ若手医師のみなさん、ようこそ、第二内科学教室へ!!

令和2年4月
代謝内分泌病態内科学・腎臓病態内科学
教授 繪本正憲