お知らせ
2025年12月25日
- 学生受賞
航空宇宙工学専攻の学生2組が、第1回CARATS2040チャレンジコンペでダブル受賞を果たしました。
航空宇宙工学科から出場した学生2組が、国土交通省主催のCARATS2040チャレンジコンペにおいて、それぞれ優れた評価を獲得し、見事ダブル受賞を果たしました。
田上満喜さんは、「CARATSオープンデータとAIが実現する次世代管制官育成プラットフォーム」として提示し、その革新性が評価され最優秀賞を受賞しました。審査員は「目のつけどころが面白く、学生のプレゼンのレベルを超えている」と述べ、独創性と実現性の高さを称賛しました。 一方、今本光祐さん・岡野友哉さん・進士景星さんのチームは、当日は今本さんと岡野さんが発表を担当し、「AAM(次世代エアモビリティ)×ロボットによる新しい物流の提案〜空と地上をつなぐ次世代都市型配送モデル〜」を提示し、斬新さが評価され、ビジネスチャンス賞を受賞しました。審査員からは「人手不足に注目して、魅力的な発表だった」との講評が寄せられました。
さらに、全体講評として、今回の全発表についてフレッシュな視点と強い刺激が感じられたというコメントがあり、学生たちの提案の質の高さと可能性が強調されました。
国土交通省が推進する将来の航空交通システムのあり方を定めた長期ビジョンである「CARATS(Collaborative Actions for Renovation of Air Traffic Systems)2040」が今年6月24日に公表されました。CARATS2040チャレンジコンペは、その実現に向け、2040年頃の航空交通の姿や技術的課題に対して、航空交通の発展に資する新しいアイデアを学生から募ることを目的としたコンペティションです。従来の議論の場であるCARATSオープンデータ活用促進フォーラム(今年度からCARATS2040推進フォーラム)を補完する新たな取り組みとして位置づけられ、次世代を担う学生ならではの視点や柔軟な発想を積極的に取り入れることを狙いとしています。これにより、より幅広い層からの意見やアイデアを取り入れ、未来の航空交通システムに関する社会的議論の裾野を広げることが期待されています。
今回のダブル受賞は、航空宇宙工学科における次世代航空技術人材の育成にとって大きな成果となりました。
