お知らせ
2025年7月10日
- 受賞
小村風我さん、吉田大介准教授らがFOSS4G 2025 KANSAI カンファレンスでYoung賞を受賞
小村風我さん、吉田大介准教授らがFOSS4G 2025 KANSAI カンファレンスでYoung賞を受賞しました。
- 賞を授与した機関名:FOSS4G (Free and Open Source Software for Geospatial) 2025 KANSAI カンファレンス
- 受賞年⽉⽇: 2025年7月5日
- 受賞者名: 小村 風我(情報学研究科 M2)、 吉田 大介(情報学研究科 准教授)、 植田 凌生(現代システム科学域 B4)
- 受賞した発表:画像認識と3次元点群のマッチング手法による大規模点群のノイズ自動除去システムに関する研究
- 発表の概要:近年、レーザースキャナの低価格化により、スマートフォンや小型無人航空機(UAV)、車両搭載型の計測システム(MMS)など多様な手段で3次元点群データの取得が容易になった。一方で、計測中に発生する人や車などの移動体によるノイズの除去は、依然として手作業が主で、大規模計測における課題となっている。本研究では、屋外環境における人間を対象に、地上型レーザースキャナ(TLS)で取得した点群と画像を用いて、人間の検出によるノイズ除去システムの開発を行っている。画像から人間を抽出するために、物体検出モデル(or 物体検出モデルYOLO11)を用いる。そして、画像上の人物の画像座標と点群の3次元座標と対応付けることで、対象の人間点群を除去した点群をlas形式で出力する。また、数値評価のために、オープンソースソフトウェアCloudCompareを用いて点群にアノテーションを施した。さらに、本システムの有効性を検証するため、IoUを指標として、除去精度の数値評価を実施し、既存手法との比較も行っている。本システムにより、点群処理の効率化と高精度なノイズ除去が期待される。
詳しくは吉田研究室Webサイトからご覧ください。