理念、基本方針、ポリシー

理学部

自然の奥底に潜む真理を追求し、普遍化・体系化する学問が理学-自然科学-である。理学は、有史以来、何千年にわたって人類の発展を支えてきた。そしてこの理学の基盤の上に、現代の科学技術は成り立っている。そうした長期的視点とは別に、現代の科学技術は非常に速いスピードで発展している。インターネット、人工知能、バイオテクノロジーなどの登場は我々の生活、社会構造をも大きく変えつつある。巨大地震・巨大台風などの自然災害の予測と防災、地球温暖化防止、生物多様性保存など、人類の英知を結集して取り組まなければならない課題は山積している。そして、それらの基盤にも理学があることを忘れてはならない。理学無くして科学技術の進歩は無く、我々の文明社会の持続的で健全な発展は望めない。
新時代の理学部には二つの要素が求められる。一つは、真理を探求し人類の知の最前線を切り拓き、長期的かつ普遍的に人類を支えて来た自然科学を次世代に向けて継承することである。これが理学部・理学研究科の核であり、この部分は短期的な社会情勢の変化に左右されるものではない。もう一つは、真理の探求の結果得られた成果を、社会に向けて、発展させ展開することである。これは、速いスピードで変化する科学技術に対応し、成果を社会に発信・還元することを含む。本学部は、これらの二つの要素を兼ね備えたものを目指す。

本学部は、数学、物理学、化学、生物学、地球学、生物化学の6学科を擁する、大阪における総合的理学教育の一大拠点を形成する。そして、本学部は我が国最大の公立大学となり研究大学を目指す本学の理系の教育・研究の中核を担う。また、世界第一線の研究成果を出し人類の知の最前線を切り拓くとともに、その研究活動を学部教育に還元し、次世代の我が国を担う優れた人材の育成・輩出を行うことを通じて、大阪の発展にも貢献することを責務とする。

理学部の3ポリシー

理学部の3ポリシーについては、下記リンクをご覧ください。

 

理学研究科

本研究科は、数学、物理学、化学、生物学、地球学、生物化学の6専攻を擁する、大阪における総合的理学研究の一大拠点を形成する。そして、本研究科は我が国最大の公立大学となり研究大学を目指す本学の理系の教育・研究の中核を担う。また、世界第一線の研究成果を出し人類の知の最前線を切り拓くとともに、その研究活動を大学院教育に還元し、次世代の我が国を担う優れた人材の育成・輩出を行うことを通じて、大阪の発展にも貢献することを責務とする。