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2025年12月9日

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高耐久アモルファスベース複合正極を新開発 ─電子顕微鏡で“劣化の正体”を視覚化し、設計指針を確立─

一般財団法人ファインセラミックスセンター(JFCC)の野村優貴博士、山本和生博士、平山司博士と大阪公立大学の平岡大幹氏(研究当時:博士前期課程2年)、本橋宏大助教作田敦准教授林晃敏教授らの研究グループは共同で、全固体Li電池向けのアモルファスベース複合正極を開発しました。
この材料は、従来のLi過剰系正極が抱えていた“急速な劣化”を大幅に抑制できることが分かりました。さらに、JFCCが開発してきたその場電子顕微鏡技術
を組み合わせることで、充放電中のナノスケールの構造変化・劣化メカニズム・イオン移動の様子を直接観察することにも成功しました。

本成果は2025年11月24日に米国化学会誌「ACS Nano」にオープンアクセスで掲載されました。

大阪公立大学プレスリリース