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2024年3月28日

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胴体の長さって、どうやって決まるの? 脊椎動物の胴体の終点=後ろ足の形成制御を行うDNA領域を発見!

鈴木 孝幸教授(生物学専攻発生生物学研究室)は、私たちヒトを含む脊椎動物の体の胴体の長さを決めているDNA領域として、Gdf11遺伝子が働くタイミングを制御する領域(HCR領域と命名)を発見しました。この領域の解析から25億あるマウスのゲノムの塩基(DNA)数のうち、たった1,700 bpの領域で胴体の長さが決められていることが明らかになりました。HCR領域はヒト(哺乳類)や鳥(鳥類)にも存在することから、脊椎動物の中で、種を超えて同様の働きを担うDNA領域であることも分かりました。本研究成果は、脊椎動物の骨格パターンの進化メカニズムをDNAの配列レベルで解明する上で、大きな一歩となることが期待されます。 

本研究に関するプレス発表の内容は以下のリンクをご覧下さい。

https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-10644.html