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このイラストは、V-stationという輪の中に多種多様な人たちがいることを表しています。
このように、V-stationにはいろいろなことをしている人たちがおり、一見すると小さいグループだけで固まることで、全体としての統一感がないように見えます。実際のボランティアセンターにおいても、上のイラストに象徴されるようなバラバラさがあります。例えば、同じV-mateであっても、センター内で会議している人たちの傍らで雑談をしている人がいるという光景が日常的に見られます。それぞれの人が興味のある活動や過ごし方に専念しており、異なる活動分野の人同士が横断的に交流することは多くはありません。
しかし、それによって孤立感を受けることはあまりありません。それは、活動している人が社会的に孤立し、一人で悩むことのないような取り組みが学生スタッフなどによってなされているためです。
特に、ボランティアコーディネーターに相談することで、悩みとその解決方法を一緒に模索してくれます。その過程で、普段バラバラに活動している人たちが結びつくことで、人手不足を解消するだけでなく、新たな気づきを得るきっかけになることもあります。
自分ひとりで物事を進めるのが好きだという人もいますが、誰かと一緒に活動をする方が楽しいという人も多くいます。活動の中で人と交わることで、活動が円滑に進むだけでなく、活動そのものも充実するためです。異なる背景や視点を持つ人たちが、一つの目的に向かって協働できるようにすることは、V-stationの理念の一つです。
協働の具体的な実現形態としては、例えば以下のようなものがあります。
「自分のやっている活動では人手が不足していた。そこで、この活動分野に興味がありそうな人をボランティアコーディネーターに紹介してもらい、活動を体験してもらった。その結果、その人に活動の楽しさ、やりがいが伝わり、よく参加してもらえるようになった」
「活動で悩んでいることがあり、プロジェクトのメンバーと話し合った。それを受け、問題を解決するために有効なアイデアを考えたことで、悩みが解消した」
「普段は1人で活動に行っているが、別の活動をしている人とボラセンでよく会う。その人と雑談をするうち、悩み事があれば話せるボランティア仲間となった」
もちろん、V-stationにおいて協働が必ずしも実現する、もしくは築いた関係が必ずしも利益をもたらすとは限りません。ただ、学生スタッフやボランティアコーディネーターからのサポートにより、多種多様な人が結びつくことは、多くの人にとって良い経験になると期待しています。