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ここでは、V-stationで紹介されている活動はどのように分類されるのかを説明していきます。
関連してV-stationとはも併せてご覧ください。
「単発型」「プロジェクト型」「継続型」とは、ボランティア参加者の参加期間によるボランティア活動の分類です。
これは、一回だけ行われる活動に参加することを指します。特に、一日だけ行われる活動が多くあり、その中でも週末にある活動が主となります。
これは、あるイベントに向けて、企画や会議、準備をする期間を設定して行う活動です。必要に応じて、外部の方との会議を行うこともあります。もちろん、イベントの当日もボランティア参加者として楽しみます。
これは、長期的に関わる活動を指します。あるジャンルの活動を重点的に行うためのボランティアサークルなどを作り、そこに所属するメンバーが各々の役割を持って活動を行います。
いずれの活動においても、"それぞれ"の学生が"それぞれ"のペースで取り組める点が大きな魅力です。例えば、季節の行事にイベントがあるときに一回だけ参加したり、夏休みや冬休みにプロジェクトを設けて短期集中的に活動を行ったり、毎週の決まった曜日に反復的に活動を行ったりと、幅広い参加の仕方があります。そのため、講義や研究、アルバイト、サークル活動が忙しい学生であっても、スケジュールに応じて自分に合った活動を見つけることができます。
これらは、ボランティア活動を分野によって分類したものです。活動は、「福祉」「災害」「国際」「環境」「まちづくり」「教育・文化」の6つに加えて、「NEW」と呼ばれる新しい活動を作り出すということに分類されます。
福祉とは、誰もが安心して良く生きることです。
福祉ボランティアは、日々の生活に「何らかの困りごと」を持っている人と向き合いながら活動していきます。
その中では、自分とは異なる社会的立場・価値観・人生経験・習慣・考えなどを持っている人たちとふれ合うことが主となります。
したがって、活動を通して新たに気づくこと、改めて考えさせられることが多くあります。
「人」とふれ合うことが好きな方におすすめしています。
生活困窮家庭の高校生等を対象とした無料の学習支援と居場所づくりです。週に一度は中百舌鳥キャンパスを会場にして活動しています。
障がいのある人たちの学びの場をつくり、月に1回の講義や校外学習などを通じて、大学生活を楽しんでもらいながら個人の成長へつなげます。
多くの日雇い労働者が野宿状態で暮らす「釜ヶ崎」にて、フィールドワーク、簡易宿泊所(ドヤ)宿泊体験、炊き出し等を行います。
日本は「災害大国」と呼ばれるほど、一年を通して多くの災害があります。地震、津波、火災、豪雨、台風、土砂災害、火山の噴火、猛暑、冷害などが挙げられます。
それらに対処するためには、いざというときの助け合いが重要です。
自然災害の仕組み、被災経験のある方のお話、防災の大切さなど、参加者自身も学ぶべきことがあります。
メディアでよく取り上げられるような力仕事はもちろん、どうすれば「人とのつながり」を大切に災害を乗り越えていけるのかというアイデアを形にしていく分野です。
災害復興などに関心のある方におすすめしています。
西日本豪雨により大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町に通い、思い出のつまった被災写真の洗浄活動を行いました。
東日本大震災を大阪・堺で風化させないようにするため、思いをもつ人が集まれる場所をつくり堺市民に呼びかける追悼企画です。
「防災訓練」と「かえっこバザール(買い物遊び)」を組み合わせた、楽しく防災の知識や技が身につく、子ども向け防災体験プログラムです。
国際ボランティアは、まさしく他の国のこと、外国人と接点を持ちながら活動します。
他の国のことを知っていくことは、日本のことや自分の住んでいる地域のことを見直す良い機会になります。
実際に海外に行って社会問題に取り組んだりすることもあれば、日本での活動を通して得られた利益で寄付を行い、それによって他の国を支援することもあります。
日本で暮らす外国人と関わることもあります。
海外のことに興味がある方におすすめしています。
フィリピンで孤児支援等を行っているNGO団体の活動に協力。現地訪問企画や、現地児童施設への古着寄付等を行っています。
国内外の国際問題に目を向ける機会として、難民、食糧問題などをテーマにした映画鑑賞を行います。ほか、SDGsをテーマにした勉強会など。
訪日の外国人ボランティアと共に国際交流をしながら、阿波踊りシーズンで観光客が殺到する徳島の遊覧船乗り場で案内など運営を行います。
多くの人にとって、環境ボランティアとして最も身近な活動は「ゴミ拾い」であると言えるのではないでしょうか。
他にも、緑化や里山保全、田畑活動など自然に親しむ活動が多くあります。
さらに、生物多様性、エシカル消費、3R、再生可能エネルギー、プラスチック問題など、多岐に亘る概念と関連があります。
まだまだ新しい取り組みを始められる可能性を秘めている分野でもあります。
豊かな環境づくりをしたい方におすすめしています。
地域の小学校に呼びかけペットボトル回収を行い、アート作品を制作して、駅前ロータリーをイルミネーションで彩ります。
建設中止となったダム事業用地及び流域の森の再生・保全活動を行い、府民の交流の場づくりを官学民で協力して進めています。
大阪府内唯一の村にある棚田にて、地元農家と都会に住む若者との交流事業として、お米の収穫作業などお手伝いします。
まちづくりという言葉は、一見すると難しい印象を与えるかも知れませんが、多くの人にとって非常に関係の深い概念です。
人が集まればそこに活気が生まれ、まちが賑わいます。
そのための仕掛けを考えて、発想をかたちにして実現していくことがこの分野の醍醐味であると言えます。
まちのイベントに参加したり、企画したり、時には遠方まで地域おこしに出かけたりといった活動があります。
世代や立場を超えた場づくりを行うなど、まちのことを考えるのが好きな方におすすめしています。
子どもたちに楽しんでもらえるよう遊び企画を準備して、地域住民の協力も得ながら、子どもたちと交流するイベントを開催します。
子どもからお年寄りまで、一緒にご飯を食べて、お話したり遊んだり、そんなおうちのような居場所を地域の中につくっています。
白鷺の街を美術館に!を合言葉に、てるてる坊主の展示、住民との作品づくりなどを商店の方々と協力して行う、街のアート企画です。
「教育」「文化」という言葉は幅広い意味を持っています。
人に何かを教える、体験の機会をつくる、知る機会を届ける、文化を守る、特技を活かして披露するといった活動が挙げられます。
自分自身が何かを習得しながらそのことを広めること、つまり「学び」が大切なポイントになります。
誰かに「伝える」ことに興味がある方におすすめしています。
がん患者・家族・支援者が夜通しで交代しながら歩き、命のタスキをつなぎ、勇気と希望を分かち合うチャリティイベントです。
演劇に触れることのない人たちに芸術鑑賞の機会として無料公演を行い、お芝居を目の前で繰り広げ感動や迫力を体験してもらいます。
障がいのある人もない人も一緒に演奏を楽しみ「心のバリアフリー」を推進する音楽祭を、堺で開催するため活動しています。
ここまで挙げてきた6つの分野は、いま一般的に広く知られているものです。
それに対して、このNEWというものは、これまでにない新しい分野、もしくは複数の分野を統合した分野を自ら作り出して活動を行うことを指します。
これについては、活動のつくり方で詳しく説明します。
ボランティアなどを通して社会についての理解を深めていくと、今ある活動ではカバーできていない課題や、社会をよりよくするために新たにやってみたいことが見えてくるかも知れません。V-stationでは、そのような”やりたい”ことを実現するため、新しい活動を始めることもできます。
創ラボとは、ボランティアの「創造性」に焦点を置いた新しいプロジェクト。創るボランティアです。企画内容は、参加者の興味関心をもとに、話し合って一から考えています。
活動の目的や大まかな活動形式、活動頻度が決定すると、オリジナルのプロジェクトとして発足することになります。
2022年8月現在、第二期までの「創ラボ」を企画し、二者とも実際に活動を行うプロジェクトとして実現しています。
第一期「創ラボ」は2021年3月より始まり、5人の学生が参加しました。数か月間、週一回のミーティングを経て、フードロスの問題に取り組みたいとのことで合意しました。それにより、「まんぷくプロジェクト」というプロジェクトを発足し、フードドライブを行うことでフードロスや貧困問題への対応を行ったり、フードロスの啓発活動を行うことでフードロス削減につなげることを目指したりといった活動を行っています。2021年11月、V-stationなかもずにて最初のフードドライブ活動を行い、46人の希望者に対して食品や日用品などを配布しました。
第二期「創ラボ」は2021年9月より始まり、5人の学生が参加しました。こちらでは"環境"に着目して、堺市中区を拠点として行政と連携した環境啓発プロジェクトを行っています。具体的には、中区内で環境にやさしい取り組みを行っている飲食店や小売店を調査し、その店舗に対して堺市のエコショップ登録を促すことを行っています。堺市には「エコショップ登録制度」があり、環境に配慮した企業活動を行っている企業を「エコショップ」として認定し、ステッカーやホームページなどで広報することができます。2022年夏までに2店舗がエコショップの登録申請をしてくださいました。