袁 継輝 准教授

健康と地球環境を守る 
高反射化技術で省エネ建築

袁 継輝 居住環境学科 准教授

2023年4月より大阪公立大学生活科学部で居住環境工学を担当している袁 継輝(えん けいき)准教授に、生活科学研究科のイメージや先生の研究内容、受験生へのメッセージ、最後にはプライベートの休日の過ごし方などいろいろなお話を伺いました。
yuan3

-研究分野の「居住環境工学」について教えてください

yuan5

居住環境工学は、人々が快適で持続可能な居住環境を実現するために、建築や都市計画に関する技術や知識を活用する分野です。具体的には、居住空間の設計において快適性やエネルギー効率を考慮し、断熱性能や換気システム、照明設計などに取り組みます。また、適切な温度・湿度・空気品質を維持するための暖冷房システムの設計や最適化も行います。さらに、居住環境の環境負荷や持続可能性を評価する手法や指標の開発も行い、エネルギー消費や二酸化炭素排出量の削減、再生可能エネルギーの利用など、持続可能な社会の実現に貢献します。以上が居住環境工学分野の特徴です。

yuan4

居住環境工学分野を志した理由やきっかけなど教えてください

地球温暖化やヒートアイランド現象の深刻さに触れ、人々の快適な居住環境の重要性を強く感じたことです。また、持続可能な社会の実現に向けての課題に取り組みたいという思いがありました。これらの理由から、居住環境工学の研究に興味を持ち、人々の生活に貢献したいという思いがあります。

yuan2

袁先生からみた生活科学部のイメージや学べることを教えてください

人々の日常生活に関わるさまざまなテーマを学ぶことができます。栄養学や食品科学、衣服・住居デザイン、子育て支援、老年学など、生活全般に関わる分野について幅広い知識を深めることができます。また、実習や実験を通じて実践的なスキルも身につけることができます。学生たちは、積極的で明るい雰囲気が特徴です。生活科学部は比較的少人数で構成されており、教員とのコミュニケーションが密であり、アットホームな環境が築かれています。学生同士の交流も盛んで、共同のプロジェクトや課題に取り組むことが多いです。そのため、協力し合いながら学びを深めることができます。

居住環境工学分野を受験するみなさまへのメッセージをお願いします

自身の学びを活かして居住環境工学分野で活躍できるようになることを願っています。応援しています!

  ・建築や都市計画の基礎知識を学びましょう。

  ・エネルギー効率に関する知識を身につけましょう。

  ・持続可能な環境について理解を深めましょう。

袁先生のプライベート、趣味や休日の過ごし方など教えてください

趣味は旅行です。新しい場所を訪れることで、異なる文化や風景に触れる喜びを感じます。旅行は私にとってストレス解消の一環でもあります。新たな環境でリラックスし、日常の喧騒から離れることで心身のリフレッシュができます。また、休日には家でのんびりとテレビを観ることも好きですが、私は自由な時間を過ごすことも楽しみます。家に限らず、自然の中で散歩したり、カフェで読書したりすることも好きです。自分のペースで過ごす時間は、心の安らぎを与えてくれます。

yuan1

教員プロフィール

yuan6

生活科学研究科 建築設備分野 准教授 
袁 継輝 
大阪市立大学生活科学研究科生活科学専攻を修了し、博士(学術)を取得。その後、大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻助教、豊橋技術科学大学工学研究院建築・都市システム学系助教として勤務。2023年4月より大阪公立大学生活科学部准教授として赴任。研究テーマ「建物室内外の温熱環境と省エネルギーの研究」の居住環境学分野を担当しています。


研究者詳細