学生Voice vol.2

生活科学部 人間福祉学科(2018年度入学/2021年度卒業)

 大学院生活科学研究科 生活科学専攻臨床心理学コース(2022年度入学)

                                花光 奈那子さん

 

 

こんにちは。

大阪公立大学大学院生活科学研究科生活科学専攻臨床心理学コース1年の花光奈那子と申します。今回は私の経験に基づいて、①なぜこの学校を選んだのか、②生活科学部人間福祉学科で良かったと思うこと、③公認心理師*養成課程コースに関して、④大学生活全般に関して、⑤最後に伝えたいこと、の順でお話していこうと思います。

 

まず私が大阪公立大学を選んだ理由については、大きく2つの理由があります。1つ目は漠然と“心理学”というものに興味があったから。将来人のこころに携わる仕事がしたい、とまでは考えていませんでしたが、特に行きたい学部も無かったため、自分が少しでも惹かれる分野を学びたいと考えました。2つ目は、高校のカウンセラーの先生が当時の大阪市立大学出身だったということ。心理学を学べる学部に行きたいとやんわり考え初めてから、私はカウンセラーの先生を訪ねました。そこで生活科学部で学べる心理学のお話を聞き、同じ大学を目指そうと思うようになりました。また、この時初めてカウンセラーというものに触れ、生徒・先生・親御さん、様々な人に必要とされているのだということを知り、実感したのも大きかったと思います。

 

次に、人間福祉学科に入って良かったと感じることについてお話していきます。まず1つ目は、なによりも先生方が優しいというところ。授業はもちろんしっかり教えて下さるし、話したいことがあれば自分の話も聞いてくれます。全体的に穏やかな先生が多い印象です。また、子ども・青年期・高齢者など様々な年代を専門とする先生がいらっしゃるので、自分の興味に合う先生が見つかりやすいと思います。さらに、人間福祉学科では心理学だけでなく社会学・社会福祉学・教育学など様々な学問を幅広く学ぶことが出来ます。今は学びたいことがよく分からない人も、大学に入った後選択肢が広がって、やりたいことが見つかる可能性が高いと思います。卒論執筆に関しても、とても丁寧に指導して下さります。内容はゼミの先生の専門分野以外でも書くことが出来るため、自分の興味をもつ事柄に取り組むことが出来ます。私のゼミの先生は高齢期を専門にしていますが、私自身は青年期の心理に興味があり、その内容で卒論を執筆しました。このように、人間福祉学科には入って良かったと思える魅力的なポイントが沢山あります。

 

ここで、公認心理師*養成課程コースに関して少し触れておきます。この養成課程コースは、公認心理師*の資格が欲しい人は登録する必要があるものです。まず人間福祉学科では大きく分けて心理と福祉という2つの領域を学ぶことが出来ます。1回生では心理・福祉の両方を学び、2回生でどちらに興味があるか・資格は取りたいかなどを考え始めます。公認心理師*を目指すなら大学院に進む必要があるため、必要な授業をこつこつ取ることが求められます。また定員もありますが、学ぶ中で福祉に興味をもち社会福祉士の養成課程コースに行く子も多いので、そんなに心配する必要は無いかと思います。

 

次に大学生活全般についてです。大学生活といえば勉強だけではなく、サークルにバイトに遊びに、と様々なことを想像すると思います。勉強に関して1つだけ挙げると、高校に比べてレポートが増えるため文章を書く能力が上がるのが特徴かなと思います。サークルに関しては私自身2つ掛け持ちしており、がっつり打ち込むこともゆるく参加することも出来ます。人脈も広がってとても楽しいので、ぜひ自分に合ったサークルを見つけて大学生を謳歌してほしいです。バイトも人生経験をとても積めるのでおすすめです。周りの子は塾講師をしている子が多かったです。個人的には、バイトを通して色々な価値観に触れ合えて面白かったなと思います。

 

最後に、大学を選ぶにあたって将来について考え、不安に感じている子も多いのではないかと思います。しかし、どこに行ったとしてもそこで良かったと思えることは1つくらいあるというのが、私が大学生活を過ごしてきての感想です。私は大学に入ってから資格を取りたいと考え現在大学院に進み、スクールカウンセラーだったり病院・児童相談所などで働きたいと考えています。心理や福祉に興味があるものの、どこに進学しようか迷っている人がもしいれば、人間福祉学科はとてもおすすめですとお伝えして、私の話は終わりにしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

**なお生活科学部での公認心理師カリキュラムは2025年度入学生を最終学年として、学部・大学院ともに廃止します