学生Voice vol.3

生活科学部 人間福祉学科(2019年度入学)

桶谷 郁香さん

 

 

私は元々、心理学を学びたいと思っていました。心理学を学ぶことができて、できれば実家から近い関西で、という条件で調べて出てきたのが、人間福祉学科でした。さらに詳しく調べてみると、学科は少人数で、フィールドワークを大事にしているということ、そして、心理と福祉どちらも学ぶことができるということを知りました。私はその3点を魅力に思い、人間福祉学科を受験することにしました。

 

実際に、学科が少人数であることは、地方から来て知り合いがゼロに近かった私にとって、友人が作りやすい環境であり、ありがたいことでした。また少人数なので、授業ではグループワークが多く楽しく学べています。

そして、心理と福祉、両方を学ぶことができるのは、そのどちらかを勉強したい人にとっても、この2つの学問の関連性はとても強いので役立つと思います。何より1つの学部学科で2つの学問に触れられるのは、とてもお得感が強いと思います。私は迷った末に、当初学びたかった心理学ではなく、社会福祉士の受験資格取得を希望するようになりましたが、これは、この大学のこの学科でなければできないことだったと思います。

そして、入学してから知ったことではあるのですが、人間福祉学科の先生方は心理、福祉においてトップレベルの素晴らしい先生方ばかりです。質の高い教育を受けられるだけでなく、少人数なので先生方との距離も近く質問もしやすいです。また、他大学や他学部の友人から聞く話と比べると、優しくて学生に親身な先生方がとても多いと思います。

 

学生生活では、部活動として、男子ハンドボール部のマネージャー、サークルはボランティアサークルに所属していました。学科以外にさまざまなコミュニティに所属することは、就職活動においてもその経験がなにかと役立ちますし、友人の幅が広がります。何より、忙しかったとしても、学生生活が充実します。おすすめです。

それから、社会福祉士の受験資格取得に必要な実習として、3年生の89月に、市役所の生活保護課や障害者通所施設にいきました。貴重な経験ができ、とても良い機会であったと思っています。

 

また、私はこれまで塾講師やコンビニ、訪問介護などでアルバイトをしてきました。高校生のときにはアルバイトをしたことがなかったので、最初は緊張しましたが、慣れると徐々に楽しくなってきます。塾講師は自分より年下の子どもたちとコミュニケーションを取れることが楽しいし、コンビニはお客様との会話が楽しかったです。サークルや部活動もそうですが、アルバイトを通じて得られること、将来に活かせることはとても多いと思います。ぜひ大学生になったらアルバイトをしてみることをおすすめします。

 

私は高校3年生のとき、明確に将来したいことがあるわけではありませんでした。なので、仕事にしたいことより面白そうな勉強がしたいと考えて人間福祉学科を選びました。大学受験時に、そこから先の将来やりたいことを決めるのは難しいと思います。それであれば、選択の幅が広く、汎用性がある、自由度が高い学問がよいと考えました。

 

生活科学や人間福祉は、名前の通り、人の生活やその豊かさにかかわる学問です。約3年半、この学科で勉強してきて、将来福祉に携わることがなくても、学ぶことによって人間的に成長できる学問とも考えるようになりました。私は民間企業に就職することが決まっています。福祉に直接的には関係のない企業ですが、まちづくりを通じて環境から人の暮らしを豊かにしたいという思いがあり、そこを重視して就職先を決めました。周りにもそういう学生が多いです。勉強すること=将来仕事にすること、でなくてもいいのではないかと思います。特に人間福祉学科には、多様な将来の選択肢が存在しています。現時点で心理学や福祉に興味があるという人も、今まだやりたいことが見つかっていないという人も、面白そうだと思った人も、ぜひ人間福祉学科を選んでみてはいかがでしょうか。