カリキュラム

博士前期課程

大学院共通教育科目、基礎科目、リハビリテーション学科目、特定講義科目、特別研究科目より編成します。大学院共通教育科目や基礎科目では、生命の尊さと人の尊厳を重んじることを基本理念とする高い倫理観や医療倫理、さらに研究方法論を学びます。リハビリテーション学科目では、研究課題に関する特定分野の深い専門知識や周辺分野の幅広い知識を修得し、知識を体系化する能力を培います。

研究指導に関しては、特定講義科目によって専門分野の高度かつ最新の研究動向に基づく専門知識を教授し、特別研究科目では研究デザインから論文執筆までを個別指導と複数教員による集団指導を組み合わせ、基礎から実践にわたる研究能力を修得します。

リハビリテーション学の学びを深め、より多くの人を笑顔に

博士前期課程 上野 慶太さん

作業療法士として臨床経験を積む中で、一人でも多くの患者様から笑顔を引き出したいという思いが強くなり、評価手法や治療法、ヒトの脳内活動のメカニズムを研究しようと大学院進学を決めました。授業で研究に関する基礎知識や先生方の研究を学び、ゼミナールで指導教員や先輩達からアドバイスをいただく中で、研究内容に関する知見と視野の広がりを感じました。現在は大阪大学と共同で、VR(バーチャルリアリティ)を用いた回想法(昔を懐かしむことで認知症症状の改善をめざす治療法)の研究を行っています。国内外の学会発表や論文執筆など、未来につながる貴重な経験を積んでおります。

上野 慶太 さん

 

博士後期課程

大学院共通教育科目、リハビリテーション学科目、特別研究科目より編成します。大学院共通教育科目では、高度な研究課題に高い倫理観を持って取り組む能力を培います。リハビリテーション学科目では、リハビリテーションアプローチに加えて、生活機能の増進や社会参加を促進する研究課題に取り組むために必要となる高度な専門知識を学びます。

特別研究科目では、自立した研究者となるために必要な研究計画能力と総合評価能力、さらに博士論文作成のための理論・実験・調査等について修得します。本研究科では学位の円滑な授与と水準の確保の観点から、複数教員による指導体制を行います。

リハビリテーション学の発展に向けて、研鑽を積む

博士後期課程 金山 篤樹さん

私は、理学療法士をめざして大学でリハビリテーションを学ぶ中で、より良い医療の提供にはそれらの根拠となる研究の発展が不可欠であることを実感し、大学院でリハビリテーション学研究に取り組むことを決めました。現在は、運動参加が困難な虚弱高齢者でも簡単に取り組める新たなリハビリテーション手法として、「低負荷運動」や「他動運動」による高齢者の歩行機能改善をめざした研究を行っています。さらに、所属研究室が企業と共同で取り組んでいる「中高年の歩行改善に向けたサービス・プロダクトの研究開発プロジェクト」に参加するなど、充実した研究生活を送っています。

金山 篤樹 さん

 

シラバス

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