理学療法学専攻
理学療法学は、疾病や高齢などによって運動機能が低下した状態の人々に対し、身体機能を科学的に評価し治療する理論と技術の体系です。運動器障害や中枢神経障害などの各領域における教育の一層の充実を図るとともに、急性期医療から地域ケアまで今日的なニーズに対応したカリキュラムにより、高度な専門的能力を養います。
特徴的な授業
理学療法評価学総合実習
地域の障がい者や高齢者に協力いただき、実践的な理学療法評価について体験し、知識と技術を修得します。
学生の声
学生同士で実技の練習をするのとは全然違い緊張しますが、とても勉強になります。
運動学実習
さまざまな機器を活用し、動作を客観的に見ることの楽しさを体験しながら、理学療法において重要な動作分析を学びます。
学生の声
普段何気なく行っている動作を分析するのは難しいですが、実践的で楽しい授業です。
障がい者スポーツ指導論
障がい者のスポーツ活動を学び、障がいに対する理解を深め、実習を交えながら、生活支援としての認識を高めます。
学生の声
パラリンピック競技を実際に体験でき、その面白さや奥深さを感じられる授業です。
理学療法学専攻の多様な学び

3年次から始まるゼミ活動では、理学療法学の中でも自分の関心のある分野について、より深く学ぶことができます。また、私はこれまで本学の部活動において、地域との交流やトレーナーとしての活動に携わってきました。こうした経験を通して、自分のやりたいことに主体的に取り組める環境が整っていることを実感しています。

私は障がい者スポーツに関心があり、1年次から車いすバスケットボールチームでマネージャーとして選手の支援を行ってきました。学園祭での体験会の企画や、世界パラ陸上競技大会のPRプロジェクト、顧客価値共創プログラムなどにも参加し、学内外・専門外の分野でも積極的に挑戦できる環境の中で、多様な経験を積んでいます。

本学の実習施設には、大学病院から地域の病院まで、さまざまな分野の医療機関があります。また、訪問リハビリテーション見学実習では、より生活に密着した在宅での理学療法を経験することができます。多様な分野での経験を通じて視野が広がり、学校で学んだ知識が臨床実習での体験と結びつくことで、理解をいっそう深めることができます。