お知らせ
2025年5月19日
- 研究
- プレスリリース
柔軟性と秩序性を両立した新有機常磁性体を開発 -フレキシブルデバイスへの応用に期待-
工学研究科の牧浦 理恵准教授と東京大学物性研究所、東京理科大学、自然科学研究機構分子科学研究所、物質・材料研究機構、科学技術振興機構らの共同研究グループは、柔軟性と高い秩序性を兼ね備えた新しい分子性常磁性体の開発に成功しました。
本研究で開発された構造体は、水中で高い秩序性を維持しながらも、分子間相互作用に基づく特異な磁気特性を示します。さらに、温度変化に連動して構造が大きく変化するという動的な性質を持ち合わせていることがわかりました。柔軟で磁性を制御できるソフトな分子性常磁性体の開発を加速させ、フレキシブルデバイスなどの幅広い分野の応用につながることが期待されます。
本研究成果は、2025年5月17日に国際学術誌「Advanced Science」にオンライン掲載されました。