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テーマは「ブラックホール」! 3年ぶりに七夕講演会を開催

2022年7月13日

  • 研究
  • 教育

2022年7月8日(金)、中百舌鳥キャンパスにて、理学研究科 電波天文学研究室らが七夕講演会を開催しました。

3年ぶりの開催となった本イベントは、座席数を減らす等、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を行った上で、本学学生や教員、天文学に興味のある地域の方たち約60名が参加しました。

今年の講演会のテーマは「ブラックホール」。理学研究科 電波天文学研究室 澤田-佐藤 聡子 研究員による「電波望遠鏡があばくブラックホールの暗躍」、理学研究科 宇宙物理研究室 吉野 裕高 准教授による「ブラックホールの不思議」の2つの講演が行われました。

未だ謎が多いとされているブラックホールについて、電波望遠鏡はその姿を明らかにする重要な役割を担っており、世界中で研究が進んでいます。また、ブラックホールについては、アインシュタインの一般相対性理論に基づいて、宇宙物理の観点からさまざまな現象が予言されています。理論と観測を組み合わせることで、今後もブラックホールの解明が進むと期待されています。

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講演会に続き、超小型人工衛星「ひろがり」について、小型宇宙機システム開発センター 海洋システム工学課程2年の山本 航平さんが、運用結果を報告しました。「ひろがり」は2021年2月に打ち上げられ、2022年4月大気圏に突入し、運用を終了しました。無線ミッションの一つであったメッセージボックスサービスにおいては、実際に発信されたメッセージが紹介されました。

さらに、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発しているソフトウェア、MITAKAを用いた4次元シアター「2022年宇宙の旅」が上映されました。参加者は3Dメガネをかけ、臨場感たっぷりの映像を楽しみながら、宇宙のさまざまな構造や天体の位置を見ることができました。

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澤田-佐藤 聡子 研究員

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吉野 裕高 准教授

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超小型衛星「ひろがり」、ついにミッションを達成! ―「ひろがり」運用報告―
https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20211207/ 

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