大学院

 

現代システム科学研究科

現代システム科学研究科

環境学、言語文化学、人間科学、社会福祉学、臨床心理学、認知行動科学の各専門領域における教育研究を深化させるとともに、領域を横断する学問的交流を促進することにより、従来の学術領域の枠組みにとらわれない発想に基づく教育研究を推進します。高度なシステム的思考力と領域横断的応用力を備え、持続可能な社会の実現に貢献する人材育成の拠点となることを目指します。

 

専攻 現代システム科学専攻(環境共生科学分野、言語文化学分野、人間科学分野、社会福祉学分野、臨床心理学分野、認知行動科学分野)
学位 博士前期課程:修士(環境学)、修士(言語文化学)、修士(人間科学)、修士(社会福祉学)、修士(学術)
博士後期課程:博士(環境学)、博士(言語文化学)、博士(人間科学)、博士(社会福祉学)、博士(学術)
キャンパス 中百舌鳥キャンパス

 

文学研究科

文学研究科

複雑を極める新時代に対応すべく、基礎から応用、学際まで幅広い研究体制を擁し、社会の進化の最先端において深く真理を探究し、その成果をもとに研究者養成や高度専門職業人養成を行うことで広く社会に貢献します。現代のような予測不能、かつグローバル化の進む高度知識基盤社会において、自己のよさや可能性を認識しつつ、あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら、クリティカルな思考による社会課題の本質を見極める力を養成します。

 

専攻 哲学歴史学専攻、人間行動学専攻、言語文化学専攻、文化構想学専攻
学位 博士前期課程:修士(文学)
博士後期課程:博士(文学)
キャンパス 杉本キャンパス/2025年度後期から森之宮キャンパス

 

法学研究科

法学研究科

研究者や高度職業人の養成を目的とする法学政治学専攻と、法曹の養成を目的とする法曹養成専攻から構成されます。

水準の高い教員集団と密度の濃い交流の機会を通じて、法学・政治学の分野の専門知識を持った研究者や高度職業人、法曹を養成します。

 

専攻 法学政治学専攻、法曹養成専攻
学位 博士前期課程:修士(法学)
博士後期課程:博士(法学)
専門職学位課程:法務博士(専門職)
キャンパス 杉本キャンパス

 

経済学研究科

経済学研究科

人工知能の進歩や情報通信技術の飛躍的な発展や気候危機など、私たちは予測不可能な時代を生きています。

このような21世紀の新たな課題に立ち向かうべく、経済学は他の諸科学と協働しながら創造的な政策提言を発していく使命を担います。

経済学研究科では、さまざまな経済的諸問題を理論的・歴史的・思想的・実証的観点から扱い、とるべき政策について教育・研究し、高い倫理観の下、グローバルな経済社会に貢献し得る実践的・創造的能力を備えた高度な専門的職業人や研究者を養成し、日本の他の有力大学に類例をみない経済学研究科を目指します。

 

専攻 経済学専攻
学位 博士前期課程:修士(経済学)
博士後期課程:博士(経済学)
キャンパス 杉本キャンパス、一部を中百舌鳥キャンパス/2025年度から杉本キャンパス

 

経営学研究科

経営学研究科

経営学・商学・会計学分野でわが国をリードする人材の養成、経営諸科学に関する高度な研究成果の発信を目指します。

また、グローバルビジネスというコンセプトを軸にして、さまざまなプライベートセクター、さらに海外の教育・研究機関等との共同プロジェクトを行い、新たな学問の創造を目指すとともに、アジア有数の国際ビジネス都市・大阪を基礎とした情報発信拠点としての発展に取り組みます。

 

専攻 グローバルビジネス専攻
学位 博士前期課程:修士(経営学)、修士(商学)、修士(グローバルビジネス)
博士後期課程:博士(経営学)、博士(商学)
キャンパス 杉本キャンパス

 

都市経営研究科(社会人大学院)

都市経営研究科(社会人大学院)

人類の過半が都市に住む「都市の時代」が到来している21世紀では、都市経営という概念、特に「産業や組織の革新(イノベーション)」と「持続可能性(サスティナビリティ)」というコンセプトを重視した都市経営が必要です。

都市経営研究科では、まちづくりや公共政策・産業政策、地方自治体やNPOの行政運営・ガバナンス、中小企業・ベンチャーの事業革新やICT化、医療・福祉の経営革新といった都市経営の諸課題について、経済・経営・政策・法/行政・地域研究などの視点から学びます。

 

専攻 都市経営専攻(都市政策・地域経済コース、都市行政コース、都市ビジネスコース、医療・福祉イノベーション経営コース)
学位 博士前期課程:修士(都市経営)
博士後期課程:博士(都市経営)
キャンパス 梅田サテライト(杉本キャンパス)

 

情報学研究科

情報学研究科

情報学に関連する諸分野を集結させ、人工知能・データ分析を軸としたさまざまな学問領域との有機的融合により、情報および知識を自由に操ることで新たな「知」を創造し、グローバルな社会課題を解決できる人材の育成と、革新的な研究の発信を目指します。

あらゆるコミュニケーションの基礎となる情報を主体的に捉え、情報に関わる真理・原理を探求し、情報を扱う技術の確立をめざした学問体系を「基幹情報学」、自然科学のみならず人文・社会科学との学際的融合・展開に関する学問体系を「学際情報学」と定義し、「基幹情報学」と「学際情報学」からなる情報学を新たな「知の創造」の基礎として、情報学に関連した幅広い分野の教育と研究を行います。

 

専攻 基幹情報学専攻、学際情報学専攻
学位 博士前期課程:修士(情報学)
博士後期課程:博士(情報学)
キャンパス 杉本キャンパス・中百舌鳥キャンパス/2028年度から森之宮キャンパス(予定)

 

理学研究科

理学研究科

真理を探求し人類の知の最前線を切り拓き、長期的かつ普遍的に人類を支えてきた数学と自然科学を次世代に継承します。そして、真理の探究の結果得られた成果を社会に向けて発展させ、展開することを目指します。数学、物理学、化学、生物学、地球学、生物化学の6専攻を擁する総合的理学研究科とし、本学の理系大学院の教育・研究の中核を担います。

 

専攻 数学専攻、物理学専攻、化学専攻、生物学専攻、地球学専攻、生物化学専攻
学位 博士前期課程:修士(理学)
博士後期課程:博士(理学)
キャンパス 杉本キャンパス・中百舌鳥キャンパス/
2024年度〜2026年度に杉本キャンパスに順次移転(生物化学専攻のみ中百舌鳥キャンパス)

 

工学研究科

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科学と技術の融合である工学の領域において、真理の探究と知の創造を重視し、自然環境と調和する科学技術の発展を図ります。

地球的観点から多面的に諸問題を解決し、卓越した学術・技術そして新産業の創生などにより持続可能な社会の発展と文化の創造に工学的に貢献することを教育・研究の理念とします。

この理念のもと、7専攻の幅広い学問体系を擁する研究科として世界トップクラスの研究成果を示し、世界中から優秀な学生・教員が集う場を形成することにより、多様な工学分野が融合する環境の中で学ぶ学生が一つの専門分野では解決できない課題を解決する能力を持った人材を養成します。

 

専攻 航空宇宙海洋系専攻(航空宇宙工学分野、海洋システム工学分野)、機械系専攻(機械工学分野)、都市系専攻(建築学分野、都市学分野)、電子物理系専攻(電子物理工学分野)、電気電子系専攻(電気電子システム工学分野)、物質化学生命系専攻(応用化学分野、化学工学分野、マテリアル工学分野、化学バイオ工学分野)、量子放射線系専攻(量子放射線工学分野)
学位 博士前期課程:修士(工学)
博士後期課程:博士(工学)
キャンパス 中百舌鳥キャンパス・杉本キャンパス/2024年度〜2028年度に中百舌鳥キャンパスへ順次移転

 

農学研究科

農学研究科

応用生物科学専攻、生命機能化学専攻、緑地環境科学専攻の3専攻で構成し、「生物資源の確保と有効利用」「持続可能な食の生産と消費」「豊かな生活環境形成」「生物文化多様性の保全・創出」「健康問題への貢献」などに教育研究の成果を活用する能力を有し、関連する産業分野あるいは行政などで活躍できる高度専門職業人や、先端化・多様化する農学に関連する学術分野で活躍できる研究者を養成します。

 

専攻 応用生物科学専攻、生命機能化学専攻、緑地環境科学専攻
学位 博士前期課程:修士(農学)
博士後期課程:博士(農学)
キャンパス 中百舌鳥キャンパス

 

獣医学研究科

獣医学研究科

獣医学は動物の医療を根幹とする総合的な動物科学であり、ウイルス、細菌や寄生虫といった病原体からヒトに至るまでさまざまな生命体を対象とし、これらの構造と機能を分子、細胞、組織、個体レベルで探求する生命科学の基盤としての側面もあります。

人、動物および環境の健康と健全は3者が相まってはじめて成立するというOne Healthの概念が提唱され、獣医学への期待は益々高まっています。

獣医学研究科では、これらのさまざまな問題を解決するため総合的な先端動物科学分野を担い、高度・先端獣医療、動物の構造と機能の解明、食の安全や感染症予防、そして高度・先端獣医療に貢献する人材を養成し、世界に向けて革新的な研究の発信を目指します。

 

専攻 獣医学専攻(動物構造機能学コース、獣医環境科学コース、獣医臨床科学コース)
学位 博士課程:博士(獣医学)
キャンパス りんくうキャンパス

 

医学研究科

医学研究科

「智・仁・勇」を人材育成の基本理念とします。「智・仁・勇」とは、本を抱く「智」の女神のように医学に対する旺盛な向学心を持つこと、薬壺を持つ「仁」の女神のように人への尊厳を有すること、月桂樹を手にする「勇」の女神のように医療を実践するための決断の勇気を持つことを表しています。

この基本理念に基づき、学術研究の国際化と高度化を進め、高度に総合化された専門的知識を持つ医師および独創性に富む医学研究者の育成を目指すと同時に、社会で活躍する医学研究者、病院勤務医、医薬関連研究所・企業人を養成します。

 

専攻 医科学専攻、基礎医科学専攻、臨床医科学専攻
学位 修士課程:修士(医科学)
博士課程:博士(医学)
キャンパス 阿倍野キャンパス

 

リハビリテーション学研究科

リハビリテーション学研究科

疾病や障がいの有無に関わらず、全ての人があらゆるライフステージで自立した質の高い生活を可能にする「自立支援型福祉社会」を実現するためには、治療、回復、障がいの進行抑制といった従来のリハビリテーション医療の垣根を超えた、地域での自立や社会参加を支援する、より生活に密着した新しいリハビリテーションの考え方が必要になっています。

リハビリテーション学研究科では、理学療法学領域と作業療法学領域の2領域を設置し、健康維持・増進、疾病や障がいの予防から治療、回復、社会復帰・参加に至る新しいリハビリテーション学の確立を目標として、高度な研究能力を有する人材を養成します。

 

専攻 リハビリテーション学専攻(理学療法学領域、作業療法学領域)
学位 博士前期課程:修士(保健学)
博士後期課程:博士(保健学)
キャンパス 羽曳野キャンパス/2025年度後期から森之宮キャンパス

 

看護学研究科

看護学研究科

高度先進医療の推進や大阪の健康長寿社会を支えるヘルスケアサポート人材の養成、保健・医療・福祉における革新的な研究の発信を目指します。

(1)人々の健康とQOL(Quality of Life)を守り、(2)保健医療福祉に寄与することを目指し、(3)科学的、創造性、学際的視点に基づく研究力を培い、(4)高度な専門知識と技術に基づく自律的、創造的な実践力を備えた人材を養成します。

 

専攻 看護学専攻(先進ケア科学領域、実践看護科学領域)
学位 博士前期課程:修士(看護学)
博士後期課程:博士(看護学)
キャンパス 阿倍野キャンパス・羽曳野キャンパス/2025年度から阿倍野キャンパス

 

生活科学研究科

生活科学研究科

食栄養、居住環境、福祉・心理を基礎概念とする「食栄養学分野」「居住環境学分野」「総合福祉・臨床心理学分野」の3分野を設置し、高度な専門性を有する研究者や専門家を養成するとともに、従来の枠組みを超えた現代社会の生活課題を対象とする先進的な学際研究を推進します。

 

専攻 生活科学専攻(食栄養学分野、居住環境学分野、総合福祉・臨床心理学分野)
学位 博士前期課程:修士(学術)
博士後期課程:博士(学術)
キャンパス 食栄養学分野:杉本キャンパス、羽曳野キャンパス/2025年度後期から森之宮キャンパス
居住環境学分野、総合福祉・臨床心理学分野:杉本キャンパス

 

創薬科学研究科(仮称・設置構想中)

創薬科学研究科

社会環境の変化により創薬の課題が複雑化する中、新たなアプローチが求められています。大阪公立大学は多様な学術領域を持つ総合大学として、“総合知による創薬”の実現を目指し、2026 年 4 月の創薬科学研究科開設に向け、文部科学省へ設置認可申請を予定しています。
創薬科学研究科では、異分野融合に基づく教育・研究、産学共創教育、グローバル人材教育を行い、高度な専門知識と能力を持つグローバルな研究者の育成を目指すとともに、アカデミアと企業を繋ぐ「創薬ハブ」としての役割を果たすことを目標としています。

 

専攻 創薬科学専攻
学位 博士前期課程:修士(創薬科学)
博士後期課程:博士(創薬科学)
キャンパス 中百舌鳥キャンパス

※研究科・専攻名称は仮称。設置計画は構想中であり、内容に変更が生じる場合があります。