お知らせ

2023年7月26日（水）～8月3日（木）、大阪公立大学 南部陽一郎物理学研究所が共同主催する、第38回宇宙線国際会議が名古屋大学にて開催されました。

本会議は、宇宙線研究分野において歴史と権威のある国際会議の一つで、世界中の宇宙・素粒子物理学研究者が一堂に会します。前回の第37回会議（2021年）はオンラインでの開催だったため、今回は4年ぶりの対面形式での開催となり、約1,400名（現地参加者約1,100名）の研究者が参加しました。

南部陽一郎物理学研究所は共同主催として会議運営に貢献し、神田 展行教授、藤井 俊博准教授、常定 芳基准教授らが組織委員として運営に携わりました。また、藤井准教授は会議最終日に、分野の発表を取りまとめて解説するラポーターを務めました。

＜藤井准教授のコメント＞

20年ぶりの日本での開催となった宇宙線国際会議でのラポーターは、高エネルギー宇宙線の観測に関する約350講演を取りまとめて報告するという重大な責務でした。会議が始まるまでは不安ばかりでしたが、現地参加していただいた学生や研究者の方々が研究内容を非常に丁寧に説明していただいたおかげで、なんとか成し遂げることができたと考えています。また、会議中の口頭発表およびポスター発表では次世代を担う研究者と深く議論でき、改めて基礎研究分野では対面による議論が重要だということを再確認しました。

参考：ICRC2023Webサイト　https://www.icrc2023.org

お問合せ先

大阪公立大学　南部陽一郎物理学研究所
神田 展行
TEL: 06-6605-2648