お知らせ

未来の博士育成ラボラトリー 高専実験プログラムを開催

2023年12月28日

  • 社会連携
  • 研究

未来の博士育成ラボラトリーは、堺市教育委員会と連携した中学生を対象とする科学教育事業で、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代科学者育成プログラム」採択事業として20127月に活動を開始しました。2023年度には公益財団法人中谷医工計測技術振興財団の次世代理系人材育成プログラム助成事業に採択され、「総合知で持続可能な未来社会を創る高度人材育成プログラム」として活動を続けています。 

2023年12月23日(土)には、大阪公立大学工業高等専門学校 実験プログラムが実施されました。当日は、大阪公立大学工業高等専門学校 西岡副校長による学校紹介の後、未来の博士育成ラボラトリーと堺サイエンスクラブの受講生は『電池の作製と特性実験』と『3次元CADによるものづくり』の2つの実験テーマに分かれ実験を楽しみました。

電池の作製と特性実験

主担当講師:東田 卓教授

燃料電池やボルタ電池、備長炭電池、マグネシウム電池について、実験を通してそれぞれの構造や特性を学びました。
006P
電池を用いて水から水素と酸素を電気分解する実験を行い、水素ガスと酸素ガスをゆっくりと化学反応させて電気エネルギーを発生して動く水素燃料電池車の走行実験をしました。ボルタ電池の仕組となる銅板と亜鉛板の金属板を希塩酸に浸して電気を取り出し電圧計で計測しました。備長炭電池の電流を測った後、電極にアルミ箔をつなげオルゴールを鳴らしました。マグネシウム電池の実験では、受講生それぞれがマグネシウムカーを組み立てて走らせました。

entry-09691-1

entry-09691-2

entry-09691-3

entry-09691-4

3次元CADによるものづくり

主担当講師:中谷 敬子教授

3次元CADで重要となるデザイン設計について学び、3次元CADソフトを使って受講生それぞれがキーホルダーのデザイン設計をしました。設計したキーホルダーを出力する3Dプリンタを見学し、構造を学びました。
ロボット倶楽部の学生からはロボットコンテストに出場したユニークなロボットの紹介がありました。ロボットには3Dプリンタで作成した多くの部品があり、実物のロボットに触れ、動かし方など細部にわたる構造の説明やロボット製作の話などを聞きました。

entry-09691-5

entry-09691-6

entry-09691-7

entry-09691-8

この他、2023年12月には、大阪公立大学理系女子大学院生チーム「IRIS(アイリス)」によるワークショップや、「サイエンスキャッスル2023関西大会」への参加など、様々な活動を実施しました。

各活動の詳細は以下のページをご覧ください。

混ぜる、分ける、IRIS(アイリス)と!科学で謎を解き明かそう!

「サイエンスキャッスル2023関西大会」において研究成果を発表

未来の博士育成ラボラトリーについて

事業の概要や過去の活動情報は未来の博士育成ラボラトリーWebサイトをご覧ください。

事業の概要(未来の博士育成ラボラトリーWebサイト)

活動情報(未来の博士育成ラボラトリーWebサイト)

 

問い合わせ先

社会連携課(大阪公立大学I-siteなんば内)
Tel:06-7656-5112

該当するSDGs

  • SDGs04
  • SDGs09
  • SDGs17