お知らせ
工学研究科の北川 大地准教授が令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞
2026年4月9日
- 工学研究科
- 受賞
2026年4月7日(火)に文部科学省から発表のあった「令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において、工学研究科の北川 大地准教授が「若手科学者賞」を受賞しました。
科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、科学技術水準の向上に寄与することを目的としたものです。
北川 大地准教授のコメント
このたび、文部科学大臣表彰 若手科学者賞を賜り、大変光栄に思います。日頃より温かいご指導とご支援を賜っている先生方、共同研究者の皆様、そして研究室の学生の皆さんに心より御礼申し上げます。
私は、有機分子結晶における光反応ダイナミクスと機械的応答の関係を明らかにする研究に取り組んできました。分子一つひとつの微小な光反応が、結晶という秩序だった集合体の中で協同的に進行し、最終的に曲がる・ねじれるといったマクロな運動へとつながる現象に大きな魅力を感じています。本研究では、反応過程の時間発展と構造変化を精密に追跡することで、分子スケールからバルク応答までをつなぐ理解の確立を目指してきました。
今後も、光により自在に動作する分子材料の基盤学理を深化させ、新しい機能性材料の創出へとつなげていきたいと考えております。
受賞対象となった研究業績概要
〈業績名〉
有機分子結晶の光反応ダイナミクスと機械的応答に関する研究
〈内容〉
本研究は、光を当てることで形が変わる有機分子結晶(フォトメカニカル材料)の仕組みを明らかにし、その高度な制御を実現したものである。従来は単純な曲がり変形が中心であったが、本研究では「ねじれ」や「らせん」といった複雑な形状変化を世界で初めて実現し、光の当て方によってそれらを自在に制御できることを示した。さらに、光反応が結晶の端から中心へと進む新しい現象を発見し、分子レベルの反応と目に見える変形との関係を解明した。これらの成果は、光で動くアクチュエータやマイクロロボットなどへの応用が期待される。
関連情報
令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定等について(文部科学省Webサイト)
問い合わせ先
工学研究科
准教授 北川 大地(きたがわ だいち)
TEL:06-6605-2798
E-mail:kitagawa[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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