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医学研究科の金子 明特任教授が研究代表を務める研究プロジェクトが、2026年度AMED医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に採択

2026年4月16日

  • 研究
  • 医学研究科

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の2026年度AMED医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 国際科学技術協力プログラム(SATREPS)に、大阪国際感染症研究センター(OIRCID/大学院医学研究科の金子 明特任教授が研究代表を務める研究プロジェクトが採択されました。

SATREPSは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)とAMEDがそれぞれ独立行政法人国際協力機構(JICA)と連携して、地球規模課題の解決に向けた日本と開発途上国との国際共同研究を推進するプログラムです。

研究プロジェクト

南西太平洋におけるマラリア撲滅及び開発の加速:地域特性に応じた多角的戦略構築に関わる研究

パプアニューギニアでは、アジア太平洋地域で最も深刻なマラリア流行が続き、人々の健康と生活が脅かされています。本研究開発では、パプアニューギニアと日本の研究者が協力し、高度流行の背景にある多様な社会・文化、生物・遺伝、気候・生態的因子を探るとともに、革新的なAI 駆動の予測技術や媒介蚊対策、治療法、ワクチンを統合した科学的エビデンスに基づく戦略を作ります。さらに、現地の住民参加、保健人材育成やデータ活用を強化し、費用対効果検証の上、パプアニューギニアが自律的、持続的にマラリアを制圧する道筋を見出します。得られた成果はインドネシア・パプア、ソロモン諸島、ヴァヌアツなど周辺国にも広げ、地域全体の健康と安全に貢献することを目指します。

プロジェクトは2026年の暫定期間を経て、2027年から5年間実施され、AMEDJICAを合わせて総額約5億円の研究費が支援されます。

金子 明特任教授のコメント

現在、世界におけるマラリア流行の中心は熱帯アフリカですが、その外で唯一マラリアによる多くの発症者と死者が出ているのが南西太平洋のパプアニューギニアです。彼の地は太平洋戦争の主戦場であった歴史があります。現座も太平洋・島サミットなどを通じて日本と緊密な関係があり、地政学的に重要な地域です。人口約1千万人に対して800の言語の存在に象徴される多様性が特徴ですが、そこにマラリア制圧の糸口がないかと模索します。激動する世界のなかで、地域に根付いた課題に対して現地の人々とともに解決策を見出していくことは、本邦発の重要な貢献であり、広く市民の皆さまにも関心を持っていただけたらと思います。

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関連情報

令和8年度 「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」の採択課題について

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